ヴィクトリア朝のセレモニー 淡いクリーム色のドレスや結婚指輪の交換

(右)ウェディングドレス
1840年頃 イギリス
(中)オレンジブラッサム・ヘアーオーナメント
19世紀後期 イギリス
(左)日傘 1890年頃 イギリス
すべて穐葉アンティークジュウリー美術館蔵
第2章は慶びのウェディングと哀しみのモーニング。ヴィクトリア女王は淡いクリーム色のウェディングドレス、デボン州のホニトンレース、オレンジブロッサムの造花でできたヘアバンドなど、女王はこれまでの伝統的なウェディングの豪華さとは異なるスタイルをとりました。アルバート公がドイツから持ち込んだ結婚指輪を交換する儀式がきっかけとなり、これ以後英国でも定着したそうです。

ここでは、ヴィクトリア朝のウェディングドレスや、多数のレース、モーニングドレスなどが展示されています。なかでもヴィクトリア女王が身に付けたと考えられる黒いホ二トンレースのショールは珍しいものだそうです。ショールのトップには当時流行したシダのモチーフがみられます。

花開いたアフタヌーンティーの習慣

シルバーティーセット 1860~61年 イギリス
ティーキャディ 19世紀後期 イギリス
ティーカップ&ソーサー 19世紀中期 イギリス
その他すべて穐葉アンティークジュウリー美術館蔵
第3章は、優雅なひととき アフタヌーンティー。ヴィクトリア朝の上流階級で親しまれた当時のティーテーブル、肘掛椅子、ティーセットなど、当時の様子を忠実に再現したそうです。
暖炉脇に置かれた低いティーテーブル、椅子の高さも低く作られ、肘掛がついてゆったりとくつろげるもの。

ティーテーブルには銀の装飾が施されたティーサービングセット、ティーケトルにはアルコールランプがついており常に暖かいお湯が用意されていたようです。さらにトレイ、ティーカップ&ソーサーなどが置かれています。

シルバーティーケトル 1869年 バーミンガム
穐葉アンティークジュウリー美術館蔵
ティーケトルの形や大きさ、ティーカップ&ソーサーのデザイン、形状、大きさなどじっくりと立ち止まって眺めてみてください。ヴィクトリア朝初期にはインドのアッサム茶が徐々にイギリスに届き始めるころ。そして、ヴィクトリア朝後期にはインドだけでなくセイロン(現在のスリランカ)からも紅茶が輸入され、イギリスらしい紅茶文化が出来上がっていきます。背景にある歴史を思い浮かべつつティーセットを眺めていると、素敵なティータイムを思い描いてみることができそうです。

展覧会は2010年1月2日(土)~2月21日(日)Bunkamura ザ・ミュージアム(東京渋谷 東急本店横)から始まり、山梨県県立美術館、福井県立美術館、広島県立美術館と巡回します。
詳しくはBunkamura ザ・ミュージアム公式サイトなどにてご確認ください。

【東京渋谷会場の開催概要】
会期:2010年1月2日(土)~2月21日(日)
会場:Bunkamura ザ・ミュージアム(東京渋谷 東急本店横)
入館料:一般 1,400円、 大学・高校生 1,000円、中学・小学生 700円。

■関連リンク: Bunkamuraザ・ミュージアム
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