紅茶を飲むのは、喉が渇いているとき、お菓子を食べるとき、リラックスしたいときなど。健康に良いから紅茶を飲むとはあまり聞きませんが、紅茶にも体によい力があるって知っていますか。

茶は、発見当初はその健康への働きが注目されました。身近な紅茶にはどんな力が潜んでいるのか簡単にご紹介しましょう。

大きな働きをしているのは紅茶ポリフェノールとカフェインです。


紅茶ポリフェノール 
生葉が紅茶へ加工される発酵の工程で、もともと茶葉に含まれているカテキンの一部が紅茶らしさを生むテアフラビンやテアルビジンなどへと変化し、これらが紅茶ポリフェノールと呼ばれます。
その紅茶ポリフェノールの主な働きとは、
1.老化防止、シミ予防にも有効と考えられる抗酸化作用。
2.血糖値の上昇を抑えたり、血液中のコレステロールを調整、血圧上昇の抑制など生活習慣病に作用します。
また、がん予防の可能性にも期待が持たれています。
3.インフルエンザウィルスの活性化を抑えたり、ピロリ菌に対して殺菌力も認められるなど抗菌・抗ウィルス作用があります。

カフェイン 
紅茶に含まれるもう一つの大きな成分 カフェインは、植物の中でも限られた植物(コーヒーの実やカカオの実など)にしか存在していません。
カフェインは生理的なことを中心に働き、覚醒作用、疲労回復、利尿作用、血液循環促進・強心作用、消化促進、脂肪燃焼作用などがあると認められています。

カフェインは体内への吸収がすみやかで、摂取後、カフェインの血中濃度は15~45分後にピークとなり、12時間以内にはそのほとんどが排出されるそうです。

カフェインの過剰摂取は不眠や、心悸亢進(心臓の鼓動が通常より激しくなること)、けいれんを招く可能性も指摘されています。
カフェインの適量は個人差があるため紅茶を何杯までなら飲んで良いかはひとそれぞれ。紅茶を健康目的でむやみにがぶがぶ飲むのでなければ、生活の中で飲みたいときに紅茶を飲むくらいの量については問題ないと考えてよいでしょう。紅茶の健康面での働きを理解したうえで楽しみながら飲むのがベストです。

テアニン
茶に特有の成分で、紅茶にもアミノ酸の一種であるテアニンが含まれています。紅茶にはカフェインが含まれているので、覚醒作用があるのですが、テアニンによって交感神経に影響を与えないまま、リラックス作用をもたらす副交感神経を活性化することがわかっています。
だから、紅茶を飲むと頭すっきり感と、リラックス感のバランスがとれていると感じられるのです。
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