パン/パン屋さん取材レポート(東日本)

NY風ハンバーガー店、ゴッサムグリルOPEN

恵比寿にオープンした炭火焼ステーキとグルメバーガーのお店を速報します。メインは肉ですが根底にパンがあります。経営は名店ヴィロンのオーナー西川隆博さん。今回はNYスタイルで極上品質の本格派を極めます。

清水 美穂子

執筆者:清水 美穂子

パンガイド

NYスタイルの炭火焼ステーキとハンバーガーの店

恵比寿は渋谷橋の交差点近くに、おいしい肉が食べたくなったらここ! という炭火焼ステーキとハンバーガーの店がオープンしました。

ゴッサムグリル(GOTHAM GRILL)。ニューヨーク市の愛称を冠したこのお店、 経営はヴィロンのオーナー、株式会社ル・スティルの西川隆博さんです。 ル・スティルはスタイルのこと。ヴィロンがパリのスタイルならば ゴッサムグリルはNYスタイル、今回も本物志向です。

「ゴッサム」はNY市の愛称。随所にNYの雰囲気。
奥のテーブル席。椅子はスタルクのコステスやイームズのDCWなどさりげないようでいてかなりお洒落。
店に入るとすぐ右側がキッチン。炭火焼の調理の様子にじっと見入ってしまう。

西川さんはパンも好きだけれど肉も好き。いつかこんなお店を、と思っていたそうです。「ある意味クラブ活動みたいなものなんです。でも、ヴィロンと同じで”パンを楽しんでもらう”というテーマが根幹にありますから、ステーキにはライスでなく、シリアルグレインブレッド(粒のライ麦と焙煎胚芽入り穀物パン)がつきます」

料理はブラッスリーヴィロンのシェフキュイジニエ、山田さんが監修。ヴィロンの肉料理を食べたことがある人なら、想像がつくことでしょう。 炭火グリルの横には本格的なソースの鍋がかかり、ステーキに別添され、それは絶品なのですが、最初はぜひ粗挽きの塩と胡椒だけで完璧な味わいを楽しんでみてください。ハンバーガーも、この店では本場の有名店のごとく、マヨネーズはもちろん、ケチャップもマスタードもなしでいただきます。パティには玉ねぎもつなぎも入っていません。塩胡椒と少量のナツメグのみなのに、こんなに深い風味があるということに驚くかもしれません。

0℃で最高の状態まで熟成。ハンバーガー(1260円)
入り口脇の気楽な席。NYのアートが楽しめる壁面。


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