パンを愉しむチョコレートペーストBitter sweet chocolate paste ヴァレンタインデー前の製菓材料店は、チョコレートの材料が充実していて、思わず足をとめてしまいます。チョコレートを作らないわたしが作るのは、この季節の朝食でパンのいい友達になってくれるチョコレートペースト。 カカオ含有量の多いものを使い、隠し味にコーヒーを入れたビタースウィートな味わいは、大人のためのチョコレートペーストと言えるかもしれません。 チョコレートペーストの作り方 板チョコで作る時はプレーンなものを。 ここではカカオ分73%のクーベルチュールを使いました。製菓用でない板チョコでも作ることができますが、チョコレート本来の味わいを愉しむためには、なるべくカカオの含有量の多い、原材料のシンプルなものを選んでください。 【材料】(作りやすい分量)クーベルチュール(製菓用チョコレート) 150gエバミルク(無糖練乳) 170g生クリーム 40ccインスタントコーヒー 大さじ1 【作り方】1.チョコレートはムラなく溶けるように細かく刻んでボウルに入れて湯煎にかける。 2.エバミルクと生クリームを耐熱容器に入れて表面にラップを密着させ、電子レンジにかけて沸騰させ、コーヒーを混ぜて溶かす。 3.チョコレートが完全に溶けたら、湯煎からはずし、2を少しずつ入れてよく混ぜる。 4.煮沸消毒した瓶に詰める。冷えるとペースト状になる。 ◇さぁ、パンに塗りましょう!パンはクロワッサン、バゲット、カンパーニュ、パンドミ・・・プレーンなパンなら何でも合いそうです。レーズン、オレンジピールなどのドライフルーツ、バナナやラズベリーなどのフレッシュフルーツとも合います。 ◇そしてもちろん贈り物にも。ラッピングして美味しいパンと一緒にプレゼント、なんていかがでしょう? チョコレートとラズベリーのタルティーヌヴァレンタインの朝のおすすめはチョコレートとラズベリーのタルティーヌ。カンパーニュを軽くトーストしたものにこのペーストをたっぷり塗り、その上にラズベリーをのせます。ラズベリーの甘い香りと酸味はチョコレートとよい相性です。素敵なヴァレンタインデーを。 Tartine with Chocolate and Raspberries 【美しいパン料理レシピ集】 ※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。