一番人気のレーズンブレッドはレーズンがぎっしり。 |
蒸し器 | ほうげつ蒸しパン |
売り場と厨房は素通しの窓で双方から様子が見える。 先代とご主人の間でパン作りを見る少年は未来の4代目かも? |
ジャムなど挟んでもくれるコッペパン | メロンパンは白餡入りもある |
懐かしい昭和のパンたち
どこか懐かしい、昭和の香りを感じるこのパン屋さんには自家製の辛口カレーパンに、ハムカツ、バターボールにあんパン、ジャムパン、クリームコロネなどもあります。コッペパンにはジャムや餡、ピーナツクリームなどを挟んでくれます。これらのパンは昔からほとんど変わっていないのだとか。
もとのパン屋のあった商店街はすっぽりとビルの四角い箱の中に収まった形になったけれど、そこに息づくものは何十年も変わらない気がします。買物袋を提げてパンを買いに来る地元のお客さん、そこで交わされる陽気で下町的な会話。
「スーパーと価格競争してはいけないと思いますよ。」そうつぶやく先代は長年この地でやってきた歴史を見方につけているのだと思います。それから、接客をとても大切にした初代の話や、神田に酒種を買いに行って麹を炊いてパンを作った時代の話をしてくれました。 開店の賑わいに和菓子を扱っていた当時の「お節句を思い出すわ」と目を細めるのは先代の奥さん。そしてこの新しい店を任され、てきぱきと働く矢作さんご夫婦。
そこには同じ地で何十年も続く頼もしいニッポンのパン屋さんの姿がありました。
設計施工 有限会社 東匠 |
埼玉県川口市本町4-5-26
TEL:048-223-1315
営業時間 10時~19時
不定休
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ガイドのパン屋取材レポート