どのパンもしっかりとしていて、あまり他で味わえないような風味。 それがこの店、メゾンカイザーの最初の印象でした。 フランス国立製パン研究所教授 エリック・カイザー氏が発明した 発酵の機械から生み出された酵母と美しいパン達。 それはアレンジされることなくフランスから上陸したのでした。 バゲットモンジュ この店では、食事パンだけでもたくさんの種類があり、 料理とあわせてセレクトする楽しみがあります。 パンの名前の横に「白ワインに合う」とか「シチューに合う」等と添え書きされているので、 なるほどと見入ってしまったり、店員さんが丁寧にパンの説明をされているのを聞いてみたり。 それはとても美味しそうな話です。 たとえばオレンジピールとビターなチョコチップの入ったヴィエノワーズショコラオランジェ。 これはコーヒーに合い、 杏が練り込んであるので杏色のパンアプリコットはスモークドサーモン、白ワイン、 シャンパンなどと合うというように。 人気のパンはパリ郊外の農家から特注で取り寄せた小麦を使用し 粉の味わいが深いバゲットモンジュ。 パリのフィガロ紙でナンバーワンに選ばれた、香ばしくサクッと軽いクロワッサン。 ヴィエノワーズショコラやクロワッサンは小さいサイズがあるので いろいろ食べてみることができて嬉しい。これだけは日本ならではのものだそうです。 ガラスケースの中とその上にも非常に魅力的な商品が並びます。 サーモンとブロッコリやシャンピニオンのキッシュ、フランボワーズなどフルーツのタルトやフラン、 ロースハムとカマンベールサンド、田舎パンサンド、クロックムッシュ。 特別期間限定のパンが時々販売されます。わたしが最初に訪れた日はボジョレーヌーボーのパン というのがありました。この4月の期間限定のパンはPain aux Algue(海草のパン)だそう。 |