2001年、東京の街はカフェブーム。
メニューを開くとパンひとつをとっても、様々な国籍や時代の流行が交錯しています。 焼きたてのパンをその場でいただけるベーカリーカフェも、オープンエアのパリ風のカフェも、 NYのような賑やかなデリも、照明を落とした静かなカフェも皆、おいしいメニュー作りに積極的です。 かつてこんなにたくさんの種類のパンをこんなに様々な調理法でいただける時代があったでしょうか。 今回は「東京カフェマニア」のサマンサさんこと川口葉子さんにカフェにおけるパンについての対談をお願いしました。
メールマガジン「東京カフェマニア通信」では カフェを愛する人々(カフェマニアーズ) の投稿による新しいカフェ、お薦め情報がいつも飛び交っています。 それはまるで心地良いFM放送を聴いているかのよう。 「私のベストパン特集」号では多くの人からパンのお気に入り の話題が集まりました。カフェマニアーズにはパンにこだわりを持つ人が多いのかもしれません。
MIHOKO(ガイド。以下M) パンがおいしいカフェ、カフェマニアの間で話題のお店 にはどんなところがあるでしょう? サマンサ(敬称略) とびきりパンがおいしい!と言ったらCICOUTE の右に出るカフェはないように思います。 チクちゃんというニックネームの女性が手づくりしている天然酵母のパンやマフィ ン。作り手の入魂のパンだというのが伝わってきます。 M CICOUTE BAKERY のチクちゃんですね。あのイングリッシュマフィンの熱々のハムチーズサンド、私も大好きです。 たっぷりの野菜サラダも嬉しい。夏のメニューでかぼちゃ入りのラタトゥイユがメニューに加わってい るそうですね。 English Muffin サマンサ チクテカフェのオーナーの牧内さんが手づくりしているスコーンも素晴らしいです よ。購入して自宅で食べるよりも、お店で食べるほうがよりいっそうおいしく感じる のは、店内に「カフェの天使」(この天使がいるお店は、訪れる人を幸せにしてくれる。)がいるからだと思っています(笑) |