日本ではパンにも流行がありますね。
今はあちこちでメロンパンを見かけます。
パン生地にメロン果肉や果汁を練り込んだもの、クリーム入りなどが人気のようです。
新宿の高野では限定のクリーム入りのメロンパンを買う長い長い行列が地下道に
できていたこともありました。
運命の人とコンビニエンスストアのメロンパンがきっかけで出合ったというタレントさんの、ドラマのようなお話もありましたね。
コンビニ・メロンパンも、そのような場面では、なんだかロマンチックで
かわいいものに思えてきます。 メロンパンを作る友人がレシピを書いて 送ってくれました。
皮の部分のメロンの香り、秘密はレモンの皮のすりおろしとメロンオイルでした。
この、オイルというところがポイントです。
メロンエッセンスとの違いは、熱を加えても香りが飛ばないということです。
私のとっておきメロンパンの思い出を。
何年も前になりますが、中野の新井薬師の商店街の裏道に、
ひっそりと小さなパン屋さんがありました。
そのパン屋のおじいさんが焼いていたあん入りメロンパンを
私は時々買いました。このあんは、あずきの漉しあんです。
皮も中身も比較的しっとりしていて、小ぶりで優しい味のパン。
この手の昔ながらのパンやさんに良くあるような、重曹のひなびた香りはしなくて、
あっさりとした都会的な味でした。
なんであんこを入れるのだろう?と思いながらもその思いがけないおいしさに
少し秘密めいた特別な楽しみを感じていました。
もう随分前にお店はなくなってしまったけれど。
あれは本当にあったことだったのかな?などと思う今日この頃です。
アメリカで、日系企業の経営と思われるパン屋を覗いた時、
メロンパンはやはり健在でした。
チョコチップのものなど人気があるようです。
chocochip cookie covered bans などというネーミングになっていました。
メロンパンというのは不思議なたべものですね。
メロンの形?香り?
私はあまり本当のメロンが入っていることは正しい姿ではないと思います。
メロンパンは不思議でにせっぽい感じがいいのです。
ただでさえ、なにものなのかわからないこの不思議なパン。
クリームやいろいろなフレーバーでますます不思議に。
そのうちメロンパンの生ハムサンドなんて出て来たりして。(笑)
【関連サイト】 菓子パン
メロンパンの研究
めろんぱん
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