ちょうさ入り口・・・昼時は行列覚悟『ちょうさ』とは聞きなれない言葉だ。うどん店で何を調査するの?って感じだが・・・かの香川県西部(西讃)ではお祭に使われる山車に乗る太鼓台の意味らしい。豊浜に『ちょうさ祭』というのがあるようで盛大なお祭のようだ。ということで『ちょうさ』は讃岐、豊浜の山車のことだと理解すればお店の名前の由来も納得できる。納得できる故郷の味を再現東京にでてきてから数十年経つというオーナーは、東京の讃岐うどん店をほぼ食べつくしたという。結局自分が満足できるうどんとは出会えず自らうどん屋を開業したという。2008年5月開業。ほぼ1年経過して馬喰町の一角に讃岐うどん店として根づいた。近隣は衣類関連の問屋が多い。昼にはご近所のサラリーマンや女性社員などが押し寄せる。うどん+ご飯物(バラ寿司・キツネ寿司・ホタテご飯から選択)の組み合わせの定食650円が大人気のようだ。ちょうさのうどん研究し尽くしたうどんは国産小麦粉のブレンド。粉の香りというかうどんの風味に数十年の想いがこめられている。端正なASWに比べてよりアタリが柔らかく独特の粘りと弾力が魅力であろうか。いわゆる固めのコシとはかなり違った食感だ。すっと歯が入る。少し肩透かしを食ったような反応の後に口の中にうどんの風味が漂う。この優しい味わいが店主が求めていたものだろう。ぶっかけうどんは見た目よりしなやかぶっかけうどんは少し甘めの汁。肩の力が抜けた自然体でうどんに良く合う。かけうどんはさらに穏やかに優しい、ダシはイリコの風味と節の酸味が絡み合う。濃い目のしっかりした味わい。香川から直送の赤いちくわのトッピングが嬉しい。かけうどん480円は旨みの強いダシが魅力うどんの性格が知りたくて冷たいのと温かいの両方を食べたがそれぞれに個性的である。天ぷらも珍しいものがあった。『海老じゃこ天』200円(季節限定)小エビを寄せずにバラバラに揚げたスナック感覚。これは・・・ビールに合うぞ。(笑)海老じゃこ天を付ける天ぷらは揚げたてが出る。この混雑でたいしたものである。野菜天のかき揚げが人気。次回は頼みたい。『いいだこ天』200円(季節限定)も美味しそうだし、東京では珍しい。他にも香川、瀬戸内直送の蒲鉾やしょうゆ豆などがメニューを飾る。店内はほぼ讃岐化しているといっても良いだろう。楽しい店だ。気のいい女将さんは・・・見事な食べっぷりや注文の仕方をするとついつい一品おまけしてしまうような・・・そんな報告がいくつかある。気取らずにランチタイムを楽しみたい。何を選ぶか目移りしそうだ。きっと香川出身の人だと故郷に帰ったような気持ちになれるのでは無いだろうか。讃岐うどん ちょうさ東京都中央区日本橋馬喰町1-12-11TEL:03-3662-5330営業時間 :[月~土] 11:30~16:00定休日 :日曜・祝日Yahoo!地図情報 讃岐うどん ちょうさ付近 讃岐うどん ちょうさのサイト※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。