讃岐うどんいそや讃岐うどん いそや美しく弾力のある魅力的な麺一口うどんをすすった瞬間、頭の中は香川県に飛んだ。ダシを飲み干した瞬間次のうどんを注文した。「ああこの味が東京で味わえるとは・・・。」しばし呆然としながらそんなことを考え箸を進めた。本物の讃岐うどんが東京に進出したことを本気で喜んだ。そんな感動を与えてくれたのは2004年12月に八王子にオープンした讃岐うどんいそやである。開店からちょうど1年の店だが本格的な讃岐うどん店として着実に実力を付け人気店への道を歩んでいる。いそやのシステム●温かけにちくわ天いわゆる讃岐流で言えば半セルフ一般店に分類されるうどん店だ。●うどんの注文はとりにきてくれる。●水はセルフサービスで冷水機より注ぐ。●てんぷらはバットごと店員さんが持ってきてくれるので自分で選ぶ。●お稲荷さんはカウンターのところどころに置いてあるからこちらも自分で取る。●おでんは注文すると取ってくれる。香川出身者だと自分で取りに行く人もいそうだ。お腹の空き具合で調整できる優れたシステムを採用している。最後の勘定の時にうどん以外の食べたものの数を自己申告する。うどんの量は1玉が約200グラム程度。小(1玉)、中(2玉)、大(3玉)。お気に入りがあれば大をいきたいところだが・・・いろいろな味を楽しみたければ小でバリエーションを楽しみたい。てんぷら全品100円、おでんも100円が中心。一押しメニュー讃岐を呼ぶいりこ風味の冷かけ席についてまず注文したのは冷かけ小300円鰹節・昆布・いりこで取られたダシの淡口醤油仕立て。冷たいダシと冷たいうどんの組み合わせ。茹で立てに当たったこともありうどんはつるつるで弾力と伸びもある最上グレード。ひときわ香るいりこの風味がさぬきを呼び起こす。このグレードは神保町の丸香や川崎の綾と比較しても遜色ない。本格的な讃岐テイストに仕上がっている。一杯しか食べないのならこの冷かけがお薦め。メニューにはなかったのだが釜かけ小300円をお願いする。釜かけとは釜から抜いたうどんを水で締めずに丼にとり熱いかけダシをかけるうどんだ。かけは一度冷水で締めたうどんを再び温めてからかけダシを注ぐ。釜かけうどんは表面のぬめりがついたままのうどんだ。ぬめりは程よい汁の絡みと小麦粉の香りを口の中に感じさせてくれる。釜かけはうどんを茹で上げるタイミングもあるので対応できないことも有りそうだからお店の人に相談してみよう。この冷たいうどんと温かいうどん2杯はトッピングも載せずにうどんとダシの味を純粋に味わった。すっきりとしたダシの風味とうどんの滑らかさや弾力を楽しむ。定番のざるこのあと冷たいうどんではざるうどん、温かいうどんでかけうどん。この記事が出る頃には完成していてる思われるカレーうどんの試作をいただく。ざるうどんは気持ち甘めの濃い口の汁となる。この汁はぶっかけうどんも共通とのこと。この日はぶっかけうどんまでは食せず。(当然だという声)かけうどんは一度水で締めてあるから表面が滑らかでまた釜かけとは食感が異なる。ちくわ天を載せて食べてみる。試作のカレーうどんは濃い目のカレールウをうどんにかけるタイプ。カレーライスのライスがうどんという感じでうどんのモチモチ感がご飯的な感覚。完成までにもう一工夫あるという。都合5杯を食べたが大満足。ぶっかけ、生醤油、釜玉は次回のお楽しみ。夜限定の肉うどんも次回は試したい。お腹を空かせて出かけるべし。【さぬきうどんいそやDATA】東京都八王子市元横山町2-1-14 中島ビル1階電話 :0426-42-5586【営業時間】11:00~15:00/17:30~22:00(平日)11:00~21:00(土休日)麺切れの場合閉店有り【定休日】毎週月曜日(祭日でも休みです) 2006年1月より試作のカレーうどん主なメニューかけ(温・冷)小300円 中400円 大500円ぶっかけうどん(温・冷)小300円 中400円 大500円ざる 小400円 中500円 大600円生醤油小300円 中400円 大500円釜玉 小500円 中600円 大700円肉うどん(夜のみ)小500円 中600円 大700円肉ぶっかけ小500円 中600円 大700円サイドメニューてんぷら 100円おでん 牛スジ150円 その他100円いなり寿司 100円ひらてん 200円生玉子 100円きつね 100円讃岐うどん いそやの公式ページ※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。