イチオシの肉刻みうどん950円

鍋屋横丁の四国屋は東京で最古の讃岐うどん屋ではないだろうか。1962年製麺所として開業している。今年2004年はうどん屋開店40周年記念。
2004年夏前から昼間の営業も開始した。まだあまり知られていないから昼間は狙い目。(笑)

この店に来るといつも思うのだが、お客さんが皆とてもよい顔でうどんを食べている。また待っている顔もいい顔だ。コの字型のカウンターで中が調理場だから皆が自分のうどんができてくるのを見ているわけだ。延しと釜前の茹での担当は大将。調理の仕上げは女将さん。あうんの呼吸でうどんを仕上げる。カウンター越しに注文した丼を受け取るときの客の顔。まさに待ってましたの顔・顔・顔。皆同じように幸せを感じるようだ。

このお店の客層はカップルやご夫婦が多いような気がする。この店を知っていることを誇りに思っているように皆ニコニコ顔なのだ。いろいろなうどん屋に出入りしているが四国屋ほど心がわくわくする店はない。

四国屋のうどんの特徴
打ち場でうどん打ちを見ることもあるがとても特徴がある。
生地が大きいことと加水が少ないように見えること。聞くところによると加水は40パーセント台前半とのこと。一晩寝かして打つようだが筋肉の動きを見る限り大変な力技で仕上げている。団子も大きいから格闘系うどん打ち?だ。しっかりとしたコシと艶の良いうどんに仕上がる。東京でも最右翼のコシを誇るといえるだろう。でも温かいうどんの人気メニューの肉刻みうどんなどではけっして固いうどんというイメージは無い。コシの強さから太いうどんをイメージするとそれほど太いわけではないので驚く。

小麦粉は白椿ベースのブレンドだと思われるが白椿の食感のよさが前面に出る。喉越しと弾力がある。冷たいうどんでは強靭なコシを誇る。
かけダシは鰹節・イリコ・干しシイタケと聞いているが上品な塩が効いたもので醤油はあまり前面にはでてこない。つけダシは鰹とイリコのバランスが良い濃い口醤油タイプで甘さも心地よい。冷たいうどん用のダシは2004年から讃岐風の薄口醤油ベースのものも用意されてぶっかけうどんに供されている。ダシは注文時に従来のものと選択できる。以前からのダシは1番、新しいダシは2番。

私的ベスト3メニュー
店内にも季節の人気メニューが張り出されているのだが、私のお薦め3点を紹介しよう。




1位 肉刻みうどん950円 たっぷりの豚肉と油揚げとネギ。この3つが一体となったつゆにからむうどんは・・・思い出すだけでジュルジュルとよだれが出そうだ。できれば大盛で食べることをお薦めします。



2位 かきあげうどん950円 丼からはみ出しそうな巨大なかき揚げ。カラットしているうちに食べるのも良し。ダシを吸わせて食するのも良し。かき揚げを別盛にして食べるのも良し。



3位 鍋焼きうどん2000円 ちょっと作るのが大変なのであまり紹介しないで欲しいというニュアンスの女将さんの発言があるのだが・・・
こいつをいつかは食べて欲しい。ニコニコ顔は最大限に発揮されるはず。ちょっと高いですが絶対元は取れています。

他にも豚肉たっぷりのカレーうどん950円も美味い。メニューを端から一通りお試しください。




いつも車で行くことが多いのでお酒やビールは飲めないのだがうどんを待つ間、季節の野菜を漬け込んだ自家製漬物。こいつがまた美味い。
巨大お稲荷さんも必食。腹いっぱい、幸せ一杯は確実!

とにかく場所柄気取りが無くて威勢が良くて気持ちの良い時間が過ごせる。店内はおしゃれとは言いがたい雑然とした雰囲気なのですが居心地は最高。
こう書くと常連さんに怒られてしまうかもしれませんが・・・
東京の伝統の讃岐うどん。讃岐にも誇れる味です。

【四国屋データ】
住所 東京都中野区本町4-36-3
電話 03-3380-4598
営業時間 11:30-15:00 18:00-23:00 売り切れ仕舞い有り
休み 日曜祝日
アクセス 営団地下鉄新中野駅徒歩8分中野通り沿い