恵比寿
4月28日に開店したばかりのできたてほやほやレストラン、ヒロミチ。オーナーシェフである小玉弘道氏は溜池山王のシュマンのシェフを6年務めてきた。ミシュランの星を取った頃から小玉シェフの独立はまことしやかに囁かれていたのだが、満を持して100年に一度云々と言われるこの時期に店を構えるその覚悟たるやいかほどだろうか。ましてや競合店ひしめく恵比寿の地に、だ。今は無きアンフォールは、思えば小さな美食の箱だった。連日満席の店内にはいつも美味しい香りと賑やかな大人のざわめきがあった。菊地氏が独立する少し前にアンフォールを離れた小玉氏はル・ブルギニオンの開店の準備スタッフとして非常に短い期間だったがヘルプすることになる。彼はアンフォール時代から満席になる店づくりをしっかり見てきたのである。
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