フレンチ/全国のフレンチ

ホテルプルミエール箕輪(福島県猪苗代町)(3ページ目)

ホテルのメインダイニング、サン・ダルジャンは料理のクオリティのみならずワイン、そして何よりもホスピタリティを感じるリゾートレストラン。この秋のオススメスポットです。

嶋 啓祐

執筆者:嶋 啓祐

フレンチガイド

フランス料理
サービス一筋のキャリアが「さり気なさ」に滲み出る

本物のホスピタリティに

ワインを選んで下さったのはサービスにあたる中川太郎氏。食後にセラーを見せていただいたが、地下奥に潜む大きなセラーは湿度管理までしっかりなされた完璧なもの。ワインにとっては熟成を重ねる極上のホテルのようなものだ。ワインにとっても極上の環境が用意されている。現在ワインリストは入れ替え中とのことだが、ホテルとして必要な一般性と、選ぶ人のこだわりあるワインと緩やかに折り合いをつけたリストになることだろう。

肉料理の際に選んでいただいたオーストラリアのカベルネ・メルローはしとやかで優しい舌触りにこれまた小さな驚きが続く。

フランス料理
さっぱりと仕上げたソースの余韻も心地よい
中川氏は地元福島のご出身。ホテルやレストランを経てプルミエール箕輪のサービスを担当してまだ間もないと聞いた。が、しかし幅広い料理やワインの知識、そして何よりも大切な地元を愛する心を感じることができて、私はそのおかげで幸せ気分はさらに増幅することになった。

やっぱり旅先でも大切なのは「人」なのだ。私が語るのも恐縮だが、中川氏のような有能なサービスマンがいるだけでもこのホテルの価値が上がる気がするのは決して言い過ぎではないはず。

和牛フィレ肉のマスタードソースはまるでそのワインに合わせてきたかのようなソースだ。マスタードの強い味わいはなく、肉汁と溶け合った緩やかな優しいソースになっていた。添えられたポレンタの、ふにゃりとした食感が印象的だ。

デザートで用意された濃厚なクリームブリュレを楽しんだ後、かすかな酔い加減を醒ますためにゲレンデや館内をしばし散歩させてもらうことになった。

フランス料理
シガーの香りが漂ってきそうだ
二階建ての作りが特徴のバーはこれまた驚きだった。上から見下ろすとカウンターはギターの形になっている。丸みを帯びたカウンターに座ると、誰もいない世界ながら夜の賑わいがこだまするかのようだ。天井の高さ、シングルモルトの数々、奥のソファー席の落ち着き。こんな贅沢な空間が会津の奥地にあったとは!

雅子妃殿下が公式に、そしてプライベートでもお使いになったというロイヤルスイートは広さと機能性、そして絶景が用意されたところだった。バスルーム隣にはサウナもあり、いたせりつくせりの設備が整っている。また一般のスタンダードな客室も40平米以上の広さがあり、ゆったりとした作りになっている。

ホテル
リビング、和室、寝室など広さ、設備に圧倒されるロイヤルスイート
エステサロン「モア・メーム」も人気がある設備の一つ。。宿泊客のみならず近隣からのビジターの利用も多いようで、この日も予約で一杯だ。
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