個性的なメインディッシュにシェフの個性が
ランチタイムにも関わらず夜のメニューをお願いしたのだが、気持ちよく受けていただき、結果的にはそれが大満足&大正解。ランチタイムのワインは350円。ラングドックものだが、ワイングラスではなく、小さなグラスで出るあたりがいかにもビストロっぽくっていい。丁寧すぎるサービスと静かな店内はきっと人の少ないランチタイムだからか。賑やかに、「ハイハイどうぞ、ワインはこれとあれと、料理はこれがお勧めですよ、お兄さん」とかそういうサービスなんだろうな、と思いきや、見事に普通の丁寧なサービスであったことにちょっと拍子抜け。私の勝手な想像なのだが、大阪の飲食店はみんなコテコテのねちっこいサービスなのだろうという、間抜けな先入観があったのだ。でもここはグリコ(しつこい!)の見える一等地のビストロ。威勢のいいプレゼンテーションは必要な気がする。
メインディッシュはどれも個性的 |
時間がかかってもフォンダンショコラをぜひ。 |
さて、シェフはまだ30代前半、これからコテコテ大阪のど真ん中でどのようにビストロ料理を進化させていくのだろうか。個人的にもとても楽しみだ。
たっぷり2時間以上かけての大阪ランチ。心地良い満腹感とほろ酔い気分に包まれた時間だった。
■モーベ・ギャルソン
大阪市中央区心斎橋筋2-4-4 日総四国ビル2F
06-6213-8150
11:30~(L.O.14:00)、17:30~(L.O.21:30)
火曜休