手作りワインセラーで区切られた個室スペースは6人位でゆったりと食事が楽しめるだろう。柔らかなグリーンのライティングが和みの空間醸し出す。
木作りのセラーの中はすべて見渡せるようになっており、既製品のセラーでは味わえない、こだわりと温かみを感じることができる。さぞかしグランヴァンが眠っているのかと思いきや、お手ごろなボルドーワインが並ぶ。
「よかった、シェフ、グランヴァンなんかいらないよ。お手ごろ価格の状態のいいワインをしっかり揃えてね。でもお祝い用のシャンパーニュをもう少し。」 とは、私からシェフへのメッセージ。
ブッフェ料理は写真の通り。質より量で勝負!というように感じたが、次から次へと繰り出される大皿には大満足。食べても食べてもガンガン出てくるのが心地良いくらいだ。
オーナーシェフである小山氏は東洋軒からキャリアを積み上げ、渡欧。アルザスの「レストラン・クーロンヌ」、ノルマンディの一つ星レストラン「オーベルジュ・ノルマンド」、パリの三つ星レストラン「ジョルジュ・ブラン」などで4年半修業し、銀座の高級フランス料理店「レカン」に入社。城悦男氏に師事し、同店にて各セクションシェフを経験。その後オーストラリアに渡り、帰国後パンパシフィックホテル横浜クイーン・アリス料理長に就任し、今年より開店準備に取り掛かっていたというキャリアだ。
「人懐っこい元気なシェフの傍らに控えめながら素敵なマダムがいた。柔らかな笑顔の中に、これから一国一城の主となるシェフに対する大きな期待と、ほんの少しの不安があることは僕にはすぐわかった。
でも大丈夫ですよ、マダム。おいしい料理とワイン、フレンドリーなサービスとリーズナブルなお値段、これさえあればちゃんと繁盛するんですから。」
ストラスブールが横浜を代表するフレンチとして、いつも暖かな光が毀れるレストランであって欲しいと思う。
●ストラスブール (Restaurant Strasbourg)
〒231-0014 横浜市中区常盤町3-27-2
045-227-7018
火~土11:30~14:30(L.O) / 17:30~20:00(L.O)
日祝日12:00~14:30(L.O) / 17:30~21:30(L.O)
月曜日
JR根岸線「関内駅」より徒歩3分
市営地下鉄1号線「関内駅」より徒歩1分
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