のっけから私事で恐縮だが、飲食店ビジネスに足を踏み入れて早くも2年が経った。ところが未だにかつてサラリーマン時代に担当していた、人事管理や採用といったこれまで積んできたキャリアをまだまだ捨てられずにいる。今年も毎年2月から4月位にかけて多くの就活学生と接する機会を持ち続けていられるのは、考えてみると不思議なことだ。
先日、縁あって慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスの学生達と、今後の就活について議論する機会があった。その内容については割愛するが、真面目な話はどんどん脱線し、いつしか安ワインを飲みながらグルメ情報について花が咲いていた。
話の流れで、フランス料理って食べたことある?なんて聞くと、そう言えば、親戚の結婚式で食べたのがそうかなあ、と。何食べたか覚えてる?と聞くと、エビを半分に割ったのにチーズみたいなのがかかったやつ。なるほど、婚礼ではよくある料理だ。そんなところから、今度ちゃんとしたフレンチを食べに行こう!ということで盛り上がり、その場で日程を決めてしまった。
ちゃんとしたレストランでディナーとなると、彼らにとって値は張る。学生身分で1万円はとても出せない、ということで5000円程の予算でランチを楽しむことにした。
そう、意識して出かける、初めてのフレンチ体験。
しかし問題は彼らをどこに連れて行くかだ。。。