『イノセント・ラブ』のロケ地巡り!
北川悠仁さんがピアノを弾くお店として、階段付近が使われた「アミーゴ(地下)」。 |
北川悠仁さんがピアノを弾くお店として使われた、虎ノ門「アミーゴ」。でも、こちらが使われたのは、地下へ下りる階段付近のみ。北川さんがピアノを弾く場面、堀北真希さんがアルバイトをしている場面、内田有紀さんと成宮寛貴さんが再会する場面などの店内シーンは、すべてスタジオセットです。
でも、TVの映像だけ見ていると、外階段から地下のお店へ下りてゆくつなぎがとてもうまいため、ついうっかり店内も、こちらのお店と思ってしまいがち。そのため、九州からこのお店を見に来た、北川さんのファンらしき女性もいたのだとか。
でも、こういうことは、決して珍しいことではなく、最近では『モンスターペアレント』で使われた「CAVERN」や、『花嫁とパパ』で使われた「Raw Cafe」なども同例。
中でも、最もそのようなケースが多いのは、料亭の場合。黒塗りの車を止め、そのお店に入ってゆくシーンまでは実写。でもいざ、個室で密談を始める場面になると、急にスタジオセットになっているということもしばしばです。
そのひとつである「アミーゴ」は、店名からも察しがつくように、以前はスペイン料理のレストラン。現在は、お昼にはスパゲティーやハンバーグなどのセットメニューを出し、近所の会社員らしき人々の胃袋を満たしています。
私も行ってみましたが、着いたのが正午過ぎだったため、店内はぎっしり満席。もともと7~8名が座れるカウンター席一列と、4名がけくらいのテーブル席が4つほどしかないので、一度、皆が着席してしまえば、しばらくは席が空くのは望めません。でも13時30分頃には、潮が引いたようになるので、行くなら、その時間がねらい目。
また、夜は一杯飲める雰囲気になるので、「マグロのワイン蒸しタルタルソース(1,000円)」や「キュウリのアンチョビ詰め(800円)」などおつまみメニューを目当てに、顔を出してみるのもあり。お店は姉妹でやられていて、私がランチに行った時は、ちょうどお姉様の方がカウンターに入られていて、とても気さくに話をして下さいました。
ちなみに、撮影はいつもお店が休みの日に行われたため、こちらの方も撮影の様子はご覧になっていないそうです。
タレコミや密談のシーンでよく使われる「喫茶銀座」。
特別ドラマ『誰も守れない』『めぞん一刻』、連続ドラマ『イノセント・ラヴ』『7人の女弁護士』『魔王』『女帝』などで使われた「喫茶銀座」。 |
また、豊原功補さんが堀北真希さんからの電話を受ける場面で使われた「喫茶銀座」は、映画やドラマの撮影では、かなり常連。特別ドラマ『誰も守れない』、『めぞん一刻』、連続ドラマ『イノセント・ラヴ』、『7人の女弁護士』、『魔王』、『女帝』など、すぐに思い浮かぶだけでも、けっこうな数にのぼります。
でも行ってみると、失礼ながら、店内はレトロと言うより、古びているといった雰囲気。でもここの魅力は、きっとその“古びた”感。
破れかけたソファや、とってつけたようなミラーボール、作り物のプリンアラモードやソーダ水が飾られたガラスケースなどが、まるで撮影の小道具のように、ここにしかない秘密めいた空気を作り出します。
そのため、撮影はタレコミや密会、ルポライターが極秘文書をまとめる場面などがとても多い。その証拠に『イノセント・ラヴ』の豊原功補さんも、堀北真希さんの事件を追う、雑誌記者の役でした。
でも、そんな「喫茶銀座」も、日中はスーパーの袋をかかえた主婦らしき人や新聞片手の年配男性が、次々入店する休息場。私がお茶をしていたのは、ほんの1時間だったのですが、その間もずっと入口の自動ドアはひっきりなしに開閉していました。
堀北真希さんが買った、もちもち、ふかふかの中華まん。
横浜中華街「雅秀殿」外観。 |
また、福士誠治さんと一緒に歩いていた堀北真希さんが、中華まんを買う場面で使われたのが、横浜中華街「雅秀殿」。ここのは、皮がふかふかでおいしい。豚肉もけっこうぎっしり入っています。
お店の前でふかしているので、この時期は、つい温かそうな湯気につられることも多いでしょう。でも路上には、長椅子がひとつしかないので、テイクアウトが無難。でもこの場で一気にあつあつを楽しみたいのか、お店の前で立ったまま、はふはふしているカップルやファミリーも見かけました。
上記『イノセント・ラヴ』のロケ地3店の詳細は、下記からそれぞれのお店に飛べるよう、リンクをつけてあります。
****** 『イノセント・ラヴ』で使われたレストラン ******
では、次ページからは、
2008年10月~12月放送のドラマ別レストランのインデックスです!