かんたんにわかる　E3まとめ(2ページ目)

PS3　大容量ハードディスクに映画をダウンロードしよう！

ハードディスクの容量をアップしてお値段据え置きの実質値下げ。安く売るよりも機能充実で価値を高めるという道を選択したということですね。

E3前のソニーグループ経営方針説明会で、今後の展開についてノンゲームとネットワークが重要だとしたソニー・コンピュータエンタテインメント（以下SCE）は、その言葉通り、ゲームではない部分の強化を打ち出しました。

80GBの大容量ハードディスクを積んだPS3の新モデルを発表。現状発売している40GB版のハードディスクを2倍に増量、他の機能はそのままでお値段据え置き。買おうかしら、どうしようかしらと思っている人にはグッドニュースですね。また、PLAYSTATION Networkが大幅強化、目玉はオンラインのビデオ配信。おうちにいたまま、PS3で映画などを購入して視聴することができるようになります。つまり、大容量ハードディスクのPS3を買って、映画などをたくさんダウンロードしてくださいね、という具合なのです。

新モデルPS3は日本での発売時期未定ですが、動画配信サービスは2008年9月に独占のアニメーションコンテンツ、亡念のザムドをひっさげて開始することが発表されています。

【関連サイト】
亡念のザムド（公式サイト）

Wii　もっとすごいWiiリモコン

Wiiスポーツリゾートに収録される水上バイクのゲーム。Wiiリモコンをバイクのハンドルに見立てて操作します。

任天堂陣営はE3直前から先行して発表されていた、Wiiモーションプラスが初お披露目となりました。Wiiモーションプラスというのは、Wiiリモコンのお尻にくっつける周辺機器で、これをくっつけると、Wiiリモコンのモーションセンサーがパワーアップするというもの。

Wiiモーションプラスを使った新作ゲームとして、Wiiスポーツの続編Wiiスポーツリゾートが発表され、実演が行われました。フリスビーを犬にとってこさせるフリスビードッグのゲームでは、フリスビーを持ったMiiがプレイヤーが持つリモコンの動きを綺麗にトレース。ボタンを押す代わりにリモコンを振るようなゲームではなく、リモコンを持つアクションそのものをゲームに反映するゲームの登場を予感させる精度です。

任天堂はこの他にもWiiで発売されるどうぶつの森最新作や、Wiiリモコンを楽器に見立てて演奏するWiiMusicなど、ゲームユーザー拡大を目指して広い層に訴えかける独自路線の更なる充実をアピールしました。どのゲームも日本での発売日は未発表、北米ではWiiスポーツリモートは2009年春、どうぶつの森とWiiMusicは2008年冬予定。

さて、各社様々なコンテンツを用意してきましたが、日本ではどう展開されるのでしょうか？