新しいビジネスモデル App Store
WiFiを使えば、パケット代の心配をすることなく、ダウンロードをすることができます。ボリュームのあるゲームを販売する敷居がぐっと低くなりますね |
アップルはiPhone、あるいはiPod用のアプリケーションを制作する為のSDK、SDKとはSoftware Development Kitの略で日本語で言うなら開発用キットですが、このキットをオンラインで配布しています。制作されたアプリケーションはiPhone用アプリケーション販売サービスのApp Storeで専売されることになります。ソフトを販売する為にはiPhoneデベロッパプログラムに加入し、年間99ドルから250ドルを支払わなければいけませんが、値段は開発者が設定でき、売り上げの70%を受け取ることができます。
このシンプルな構造のモデルによって、アップルは広く開発者を集め、多種多様なアプリケーションをApp Storeに集めようとしています。SDKは既に250,000以上もダウンロードされていうることが発表されています。もちろんこれで作られるコンテンツにはゲームも含まれるわけです。
iPodで音楽を聴くように、ゲームをする?
電話、メール、音楽、写真、動画、そしてゲーム。iPhoneはありとあらゆるものを1つにしてしまいました |
そしてユーザーは、大容量のフラッシュメモリにお気に入りのゲームを好きなだけダウンロードします。ダウンロードにはWiFiを使用できるので、パケット代もかかりません。そして暇な時にはまるでiPodで音楽を聴く時のようにiPhoneの中のゲームをとっかえひっかえ遊ぶことができるわけです。携帯電話という最もパーソナルで常にポケットの中に入れている端末で、たくさんのゲームを常に携帯している状態になります。
これはゲームコンテンツにいつでも、簡単にアクセスできる状態を意味します。どうしてもやりたいゲームがあるからハードを買って、ゲームを遊ぶために携帯ゲームを持ち歩くのではなく、携帯電話に音楽も、動画も、そしてゲームも好きなものを好きなだけ入れておいて、常に持ち歩くスタイルを可能にします。
iPhoneの提供するゲームのスタイルが受け入れられるとすれば、それは携帯ゲームという文化そのものに影響を及ぼすかもしれません。