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結局PSPをどうするのか(2ページ目)

新型が登場して以来、本体売り上げ絶好調のPSP。キラータイトルモンハンP2Gもブレイクし、勢いに乗っています。しかし、だからこそ、PSPに重要な時期が訪れているかもしれません。ゲームの今を考えます。

田下 広夢

執筆者:田下 広夢

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最高のタイミングでモンハンP2G登場

モンハンを遊ぶ高校生の図
モンハンPシリーズは、中高生に人気で、PSPを持ち寄って協力プレイを楽しみます
2008年3月27日、PSPのキラータイトル、モンスターハンターポータブル(以下モンハンP)シリーズの最新作、モンハンP2Gが発売されます。新型PSPで本体が好調なところにきてのキラータイトルの登場、実にいいタイミングです。初週でいきなり80万本を販売。PSP本体もグンと牽引して、キラータイトルの面目躍如というところでしょう。

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モンハンP2Gはその後も快進撃を続け、既に出荷ベースで200万本に到達しています。堂々たる数字ですね。また、AV機器としての機能が前面に出て、そこでハードが売れた後にキラータイトルで畳み掛けるこの展開、なんだかPS2を彷彿ともさせますね。このまま勢いに乗って、一気に巻き返しを図ることもできそうな気さえします。しかし、まだまだ不安要素はあるのです。

それでもソフトは売れてない

CCFF7の図
CCFF7は、初代PSの人気ソフト、FF7をフィーチャーしたPSPの新作RPGです
モンハンシリーズは売れてるのですから、ソフトが売れていないというのは、少し語弊があるかもしれません。しかし、やはり全体でみるとハードの普及に対してソフトの売り上げはさびしいものがあります。例えば、新型PSPが登場し、ハードがそれまでの数倍単位で売れるようになっても、PSPのソフト群は全体として、それに見合うほど大きな売り上げの変化はありませんでした。

また、冒頭でお話した通り、PSPの普及台数900万台という数字は、2番手のハードとしては過去に類のない数字です。しかし、ソフトの売り上げとなると、それに見合ったものとは言えません。モンハンPシリーズは突出して売れていますが、そこに続くタイトルがなかなか出てきません。モンハンシPリーズを除くと、50万本に到達したタイトルすら、クライシスコア ファイナルファンタジー7が80万本弱を販売しているのみで、後は軒並み40万本未満となっています。

マルチメディア携帯端末として非常に魅力の在るハードになりました。モンハンPシリーズというキラータイトルも生まれました。DSに大きく水をあけられながらも粘り越しでここまできたPSP。しかし、PSPはここからさらに重要な局面を迎えることになるように思います。
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