Wiiの世帯普及率10% おばちゃんのゲームユーザー率30%
世帯普及率というのは、日本の全世帯のなかで、どのくらいの割合で普及しているかという数字を指します |
Wiiはいくら勢いよく売れているといっても発売して1年と少ししか経っていません。十分に普及したハードの比較材料も出しましょう。2006年3月15日に、ソニー・コンピュータエンタテインメントが発表した2005年末までのPlaystationシリーズハードの世帯普及率。初代Playstationで39%、PS2では41%となっています。2005年末というと、PLAYSTATION3発売の1年前。初代PSはもちろん、PS2も十分に普及した時期でこの数字です。
あれだけ圧倒的に市場を支配していても、全体の世帯に対し40%の普及です。女性でかつ高齢の層には30%もゲームをする人達がいるというデータが、どれだけの意味をもつかお分かりいただけると思います。
ゲームをしない人のうち、やってみたいと思う人が7割
やってみたいジャンルにヨガなどのスポーツトレーニングが挙がるのは、やはりWiiFitの影響でしょうか |
先ほどと同様、ひっくり返して考えれば、今ゲームを持っていない、ゲームが家にあってもやっていないという人のうち、7割もの人が遊んでみたいジャンルのゲームがあるということになるのです。そして、例えば脳トレは、シリーズ2作合計で800万本以上という超特大ヒットを記録していますが、まだまだ未体験かつ興味の在る見込み客が大きく存在するマーケットであると言えるわけです。
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最後に、このおばちゃんマーケットをどうやってこれからのゲーム業界が取り込んでいくかについて、考えてみたいと思います。