任天堂ハードにおけるマーケティングの見本に
DSという新しいマーケットに、ドラクエは根付いていくのでしょうか、ここはスクエニにとっても正念場です |
ですが、WiiやDSが今までゲームをしなかった層を取り込んでシェアを伸ばしていったこともあり、任天堂以外のゲームメーカーの多くは、なかなかそのマーケットで売上げを伸ばし切れない現状があります。PSやPS2のマーケティングが通用しないんですね。
結果的にハードだけでなく、ソフトにおいても任天堂が圧倒的シェアを握ることになっています。ゲーム文化の多様性や、ゲーム業界の今後の発展のことを考えると、これは必ずしもよいことだとは言えないかもしれません。それはもちろんDSやWiiそのものにっとても、長い目で見たときに同じことが言えます。
そんな中で、スクエニは自社ブランドを上手に活用し、丁寧なリリース戦略で確実なシェアをDSに築いてきている数少ない企業です。スクエニの持つリソースをきちんと使いながら、なおかつマーケットにあわせたゲームソフトを戦略的に展開する手法は、今後多くのゲームメーカーのお手本になるのではないでしょうか。またその意味で、ドラクエ9がうまくいくかどうか、今後の試金石として注目していきたい所です。
【関連記事】
オブリビオンとドラクエで日米RPG比較(AllAboutゲーム業界ニュース)
ポケモン、ドラクエがゲーセンで楽しめる?(AllAboutアミューズメントスポット)
ドラゴンクエストIX 星空の守り人|株式会社レベルファイブ