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大人の為のポケモン講座(3ページ目)

今や誰でも知っているゲームソフト、ポケモン。あなたはやったことありますか? 子供向けのソフトだと思って侮ることなかれ。今更人に聞けない大人たちの為のポケモン講座です。

田下 広夢

執筆者:田下 広夢

ゲーム業界ニュースガイド


ポケモンの歴史

初代ポケモンをやる子供達の図
「弁当箱」なんて言われることもあった、今のDSより遥かに大きなサイズのゲームボーイ。当時は通信ケーブルで繋いで対戦や交換をしました
2006年9月28日に発売されたポケットモンスターダイアモンド・パールは、初週の売上げで160万本近い数字をだしています。これだけでもすごい売れ行きですが、その後も確実に伸ばし既に350万本を突破して、なお勢いは衰えません。今でこそ新シリーズを出すたび500万、あるいは600万本と売れるポケモンですが、最初からこんなに売れていたわけではないんです。今から10年前の1996年2月26日にゲームボーイで発売された最初の出荷数はポケットモンスター赤が12万本、そしてポケットモンスター緑が11万5千本でした。

ポケモンが発売した当時は、ゲームボーイ自体、発売から6年が過ぎるも市場を確立しきれず、携帯ゲーム機そのものが危うい状況にありました。今年1年間売れ続けて品薄だった現在のニンテンドーDSからすれば考えられませんね。そういった状況で、ポケモンも凡百のゲームに埋もれていくと考えられていました。実際、最初から爆発的に売れたわけではありませんし、埋もれていったかのようにも見えました。しかし、ジワリ、ジワリと、ゆっくりゆっくり水面下で売れていたのです。丁度今ご説明したような通信機能を使った対戦や交換が最大限生きるように計算されたゲームの仕組みの楽しさが、子供達の間で少しずつ少しずつ広がっていきました。インターネットもそれほど普及していない時代です、本当に口コミでゆっくりと売れていきます。テレビアニメが開始されたのは発売から実に1年以上が過ぎた1997年の4月1日、気がつけば見たこともないような大ヒット。現在では初代シリーズであるポケットモンスター赤、緑、青、ピカチュウ、4バージョンの出荷数はなんと1300万本をこえているのです。

ポケモンの大ヒットは見事に携帯ゲーム機に子供層を大きく取り込みむことに成功し、市場を形成させました。その後、ゲームボーイカラー、ゲームボーイアドバンスと子供達の絶大な支持を受けながら携帯ゲーム機は進化し、とうとうニンテンドーDSでは多くの大人も買うようになりました。そして最新シリーズのポケットモンスターダイアモンド・パールが発売された今年、市場規模において据え置きゲーム機との逆転を果たし、初代ポケモン発売から10年たった今まさに携帯ゲーム機全盛の時代を創りあげたのです。

日本のゲームの歴史に残るシリーズと言えるでしょう。これを読んで興味を持った方は、ぜひ一度プレイしてみていただきたいと思います。

【関連サイト】
ポケットモンスターオフィシャルサイト
ポケモンだいすきクラブ
ポケットモンスターダイアモンド・パール
【編集部おすすめの購入サイト】
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