今までのソニーにはない動きだな、というのが僕の正直な感想です。5月14日に発表されたPSP(詳しくは次回に)は実機のない発表で、発売日は実に2004年の末。5月28日に発表されたPSXもモックアップ(見本機)での発表。 ソニーの“あわただしさ”が感じられる、あまりにも突然の発表で、果たしてPSXがどんなものか把握するのも難しいのが現状です。とりあえずは公表されたスペックを元に、PSXがどんな製品なのかを予想してみましょう。 |
■PSX=プレイステーション2+HDD+DVD+TVチューナー | |||
○プレイステーション2 ベースとなるのはもちろんプレイステーション2です。CPU「エモーションエンジン」と描画プロセッサ「グラフィックエンジン」が今春から1チップで生産されており、よりいっそう低電力で動作し、低コストで生産されるのが期待できます。このことはPSXにおいてかなり大きな意味を持つでしょう。 ○120GBのHDD BB Unitでは40GBと、やや見劣りのしたHDDの容量がPSXでは120GB確保されます。詳しくは後述しますが、動画、楽曲などを保存するならばなるべく多くの容量がほしいところ。その点では満足できる容量ではないでしょうか。 ○DVD±R/RWドライブ DVD-R/RWとDVD+R/RWのデュアルドライブが搭載されます。前回の記事でも触れましたが、DVD-R/RWとDVD+R/RWは現在真っ向から対立する規格として熾烈なシェア争いを繰り広げています。その中でその両方の規格に対応するドライブが搭載されるということはユーザーにとって歓迎すべきことなのでしょう。 詳しくは前回の記事の■1 DVDプレイヤー機能の強化をご覧ください。ほか、特に以下の記事が参考になります。 ソニーが今、DVDデュアルレコーダを投入する理由 |