代用"レフ板"でプリントシール機のフラッシュをゲット
高画質なプリントシール機の性能を小技で引き出して見よう |
まず、気を付けたいのが光と影。適度な影は鼻筋を強調したりして立体的にも見せるが、意図しない部分に出る影はせっかくのスマイルも台無しに。最近のプリントシール機ではフラッシュ大光量で数も多く、こうした影が出にくいが、ポーズによって影が強く出ることもあるため、注意したい。
こうした影を抑えるなら、カメラマンも使用するレフ板がベスト。だが、そこまで気合いを入れるのも抵抗があるので、アップ気味に撮る際はカメラに写り込まない胸元から、白い厚紙をフラッシュに反射させるよう構えるといい。
もし、白い厚紙が無ければ、無地で白い未記入のノートを開いて構えても、十分代用できる。何度か試し撮りできるプリントシール機なら、構える角度を少しづつ変え、ベストアングルを探すといいだろう。
背景にもこだわってオリジナル画像に挑戦
こうしたフラッシュにまでこだわれば、背景にもこだわってみたい。プリントシール機では、シンプルなものから派手なものまで背景となるカーテンを取り揃え、さらに撮影後、編集加工できるフレーム機能などを備えている。だが、このカーテンのバリエーションには当然、限りがあるし、高画質化するプリントシール機のカメラ機能を堪能するなら、できる限り、フレームに頼り切った撮影は避けたいところ。ならば、自前で背景を用意してみよう。
好みの柄のやや大きめな布や紙を背景にしてもいいし、風景などの大きめのポスターを背景にしてもいい。ただ、プリントシール機で用意されてるカーテンには派手目なものが多く、ここは逆にシンプルな白地や単色グラデーションの背景を使うと、被写体が引き立ったいい画像が撮影できる。
痩せて見えるポーズって知ってます?
このほか、実際の撮影機材をプリントシール機に持ち込んで、プリントシール機での撮影をグレードアップさせる方法は、まだまだたくさんある。デジタルカメラの撮影入門書などを参考に、色々試してみるといいだろう。ちなみに撮影時、無造作にとっているポーズだが、ちょっと気をつかえば、印象が異なる画像になるポーズというものもある。もし、少しでも痩せてるように写りたければ、顎を引いて、やや斜めから写るといい。
顔は正面から見た時の方が面積が大きい。斜めからは左右の側頭部が写る分、顔は隠れる。このため、小顔に写り、痩せて見える。さらに斜めからは鼻などが立体的に写り、正面から撮影した"のっぺり"感が無くなる。これも人それぞれベストアングルが異なるので、表情を良く捉えられる範囲で、ベストアングルを探してみよう。
以上、ざっと紹介してきたプリントシール機の撮影テクニックだが、もちろん、これらのテクニックはデジカメなどを使用した一般撮影でも十分活用できる。写真写りが悪いなどとお嘆きの方は、このテクニックを活用してみてはいかが?
最新プリントシール機ここまで進化した
と、ここまでいくつか撮影テクニックを紹介してきたわけだが、最新のプリントシール機は、プロカメラマンの撮影設定を登録していたり、影も出にくい程のストロボ数を備えていたりする。そこで、ここではそんな最新プリントシール機から、お薦めの機種を紹介しておこう。・「夢見鳥」
200種類以上のサンプルポーズを登録した「ポーズ専用モニター」も備えている |
アトラスがプリクラ誕生10周年を記念してリリースしたプリントシール機。
ゴールドのラメをプリントできるプリンターにジャングルジム状のバーを備え、大勢での撮影でも動きのある立体的なポーズで撮影できる。プリントは美透白な写りを追求し、色と透明度にこだわる。
・「W」
写りは美肌やバックライトによるオーラ調など3タイプを用意している |
360度回転可能なフリーチェアを利用して、自由にポージングできるプリントシール機。
プロ並みの820万画素一眼レフカメラを本体に装備し、撮影画像を携帯電話に送信できるなどの連係機能を搭載する。また、1枚目のシールをプリントした後、半額の料金でもう1枚シールをプリントすることができる新システムを採用している。
・「CRASH」
撮影画像は編集後、携帯電話の待ち受け画面にもできる |
最初に撮影した画像の一部分を消去して、新たに撮影した画像を合成するなど、豊富な編集機能を搭載するプリントシール機。
画像を回転させ、重ねることで被写体を増やすこともでき、これまでにない編集プリントが楽しめる。明るさは4段階から選択でき、「ふんわり」や「すっきり」などの画像設定を用意している。
<関連サイト>
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