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「ジャパンオープン2002」男子ダブルス優勝 田崎俊雄、鬼頭明ペアの可能性(3ページ目)

ITTFプロツアー「ジャパンオープン」の男子ダブルスで、田崎俊雄、鬼頭明ペアが優勝した。決勝戦と記者会見の模様を中心としたレポート。

執筆者:壁谷 卓

記者会見に臨んだ田崎と鬼頭は、さっぱりとした表情をしていた。

鬼頭 最終日まで残って、決勝の舞台で試合をやらせてもらったことを喜びと感じながらやっていました。今日は観客も多かったし、多少、力が入っていた部分もあったんですけど、お互いに声をかけあいながら、なんとかいいプレーができてよかったです。

田崎 この大会の前に行ってきた韓国オープンでは、地元の韓国の選手がすごく活躍したので、地元の大会ではやっぱり地元の選手が活躍しないと盛り上がらないし、決勝で負けてもいいという感じはなく、最初から勝つ気持ちでやったことがよかったんじゃないかと思います。

──戦術は、試合前にどう考えましたか。

鬼頭 試合前はとくに思ってなかったんですけど、大きいプレーにもっていったときに点数がとれてたし、相手のサーブが出たときには田崎君も積極的にドライブかけてくれて、いい流れで進んでいたので、試合をやりながら戦術を組み立ててったという感じです。

田崎 ベンチコーチの佐藤さんのアドバイスもあったんですけど、2セットやって相手の出方を見て、こっちも組み立てていこうっていう話をしてたんで。それまでは自分らの得意なパターンとか、サーブ、レシーブをしっかりやっていこうっていう感じで。そのあとは相手に合わせて少しずつ変えていこうっていう話をしてたんで。1セット目をうまくとれたっていうのが流れ的にはよかったんじゃないかと思います。

──シュテーガーのほうを狙い打つというか、集中的に攻めていくっていうこともあったと思うんですけど。

鬼頭 いや、それはなかったです。けっこう向こうがサーブミスもしてくれて、ちょっと力が入ってたような感じだったんで、強気に攻めていこうっていう気持ちはありましたね。
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