捻挫とは?
テニスは特に左右の動きの激しいスポーツ。それだけに足への負担も大きい |
内反捻挫の場合、損傷を起こすと外くるぶしの周りに痛みが出て、場合によっては腫れが出ます。具体的な重傷度は以下のとおり。
1度:軽くひねった程度。歩行可能
2度:腫れて、皮下出血を伴う場合もある
3度:痛みが激しくて歩けない。何もしなくても痛みがある。靭帯が切れてしまっている状態
基本的にはどの状態でも休みを取りアイシングをします。「1度」の場合プロ選手であれば大抵プレーを続けますが、直後の対処ができれば治りは早くなります。可能であれば次にあげる「RICE」を行ってください。
捻挫応急処置には「RICE」が有効
捻挫には、アイシングしながらの圧迫が非常に効果的 |
Rest(安静)…足首を90度くらいに保ち、できるだけ動かさないこと
Icing(冷却)…捻挫した直後より、炎症が広がり始めています。すぐに氷水などで冷やし、悪化を最小限に止めるように
Compression(圧迫)…伸縮性のある包帯やテーピングを巻き、強めに圧迫。腫れや皮下出血を抑えるのが目的です。アイシングとともに行う
Elevation(挙上)…受傷した足首を、心臓よりも高い位置に上げます。血液が損傷部に流れ込むのを抑えるのが狙い。腫れや程度の悪化を軽減することができる
考え方の基本は損傷部周辺の腫れ(内出血)を増やさないこと。患部を揉むのは厳禁です! ガイド自身もRICEの効果を実感していて、経過が驚くほど変わるのを感じます。