テニス/テニス関連情報

テニス怪我予防術 テニス肘・腰痛(2ページ目)

「テニス初心者のための怪我予防術」の第2回目。今回は、テニスにおける障害のケアと予防として、テニス肘と腰痛について。「怪我予防の5か条」は、お見逃しなく!

執筆者:吉川 敦文

テニス肘を予防しよう

前腕のストレッチ
前腕のストレッチを侮るなかれ。テニス肘防止のためには大切なストレッチ
■予防のポイント:痛みの原因をつぶす
過度な前腕の使用やスイングの癖による筋肉の疲労(張り)によって筋肉の付着部に負担がかかり、その付着部(肘)に痛みが発生。つまり、そこに負担がかからなくするために、筋力を強化したり、筋肉をやわらかくしたりすることが対策になると言えますね。

■予防のための簡単ストレッチ
テニススクールのストレッチにも必ず取り入れられていますが、右上写真のように立ったまま簡単にストレッチが可能。痛くなる前から行うことを心がけましょう。手の甲を前にしたり、手の平を前にしたり、ねじりながら行ったりします。


手首のひねりトレーニング
軽いダンベルなどを持ち、手首に負荷をかけながらひねってみましょう
■予防のための簡単トレーニング
前腕の筋肉を柔らかく保ち、すぐに固くならないように筋力強化を行っていきます。トレーニングを行った後には必ずストレッチを行うように。ただ、無理して行うことは逆に体を痛めることになります。軽い負荷のものを続けて行うことが大切。トレーニング機材はペットボトルに水や砂を入れて利用するのもいいでしょう。

テニス肘でもテニスがしたい!人は……

ひどくなるとお箸も持てないテニス肘。痛みの強いときの基本は、原因であるテニスをお休みすることです。テニス肘は、長期間痛みが続くことが多いように思いますので注意してください。

とはいえ、テニス大好きな人にとってみれば「そんな非現実的な……」という話でしょう。どうしても痛みがあってもプレーしたい場合は、プレー前には前腕の筋肉をよく温めて、プレー後には肘の痛みのある部分にアイシング(氷などで冷やすこと)を行いましょう。暖めることで筋肉がやわらかくなります。運動後、炎症を起こしている部分を冷やすことは、炎症を和らげ怪我の回復を早めてくれます。

ただ、前述したように「どうしても」というときの手段なので、つらくても長期的展望に立ち、休止することをオススメします。

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