テニス/テニス関連情報

シングルスに挑戦ドリル

シングルスをやろうにもどんな練習すればいいのかも判らない。今回はそんなシングルスビギナーのためにダブルスとの違いやどんな練習をしたらよいかを解説します。

執筆者:吉原 浩通

文章 : 吉原浩通(All About「テニス」旧ガイド)

  
テレビで放映されるプロの試合はほとんどがシングルスの試合です。
プロの見事なショットや華麗なプレイを見ると 私も・・・・・と思いますが、いざ、シングルスをやろうにも普段やっているのはダブルスのゲームばかりで、どんな練習すればいいのかも判りません。 今回はそんな、シングルスビギナーのために、シングルスとダブルスの違いやシングルスのゲームをするためにはどんな練習をしたらよいかを解説します。
 
  
     
  ■シングルスとダブルスの比較  
     
  シングルスとダブルスの決定的な違いを生み出している要因はやはりコートの大きさとプレイする人数です。

ダブルスコートの横幅は10.97mに対し、シングルスは8.23mです。
その横幅をダブルスは2人、シングルスは1人で守るのです。

ダブルスコートの横幅を単純に2で割ると一人の守る長さはダブルスコートの5.49mに対し、シングルスは変わらず8.23mです。
コート自体の横幅の差は2.74m、左右にすると僅か1.37mの違いなのですが、シングルスはダブルスの1.5倍の長さを守らなければならないのです。

さらに、エリアで考えてみるとシングルスは前述の幅×コートの縦の大きさになるのに対し、ダブルスの場合はペアが前に出て、プレイすることが多い(雁行陣)ので前衛の守備範囲の後ろは守る必要がなく、守る範囲はシングルスよりもさらに狭められるのである。

ダブルスコートの守るエリアが約54平方メートルに対し、シングルスは98平方メートルと実に1.85倍のエリアを守らなければいけないのである。

その他にも2人でプレイするダブルスは
 
 
  • 体力、技術に応じてペアと守備範囲や役割分担の配分が変えられる。
  • お互いにアドバイスができ、励ましあえる
    が、シングルスの場合は全て1人で消化しなければならない。
 
  ■シングルスの特徴  
     
 
一人で広いエリアを守るので、
ベースラインでのストローク主体となる。
 
 
 
 
エースが取りづらいので、繋げるテニス、
確実性のテニスになる
 
 
 
 
ミスをしない、チャンスを待つ
 
 
 
 
チャンスを活かす、ミスをしのぐ
 
     
 
そのためにはプレイヤーの体力、精神力が重要となる。
 
 
 
   
シングルスのゲームにおいては
確実性、コントロール、繋ぐ、チャンスを決める、守る
というキーワードが重要となる。
そしてこのキーワードの力を伸ばす練習ドリルをこれから数回に渡ってご紹介します。
 
   

  • 1
  • 2
  • 3
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます