テニスはグリップの握り方でプレースタイルが変わる!
テニスラケットのグリップ握り方とは
しかし、成人になってからテニスを始めた場合は、それぞれのグリップの特徴を知った上で自分に合ったグリップを選択することをおすすめします。なぜなら、グリップの握り方にも一長一短があり、握り方に適したショットがあるからです。
そこで今回は、グリップの種類と特徴、ならびに太さ選びの基準についてまとめてみました。幼少の頃からテニスをしている方には振り返りの機会として、成人してテニスを始めた方、もしくは始めようとしている方は必読です!
<目次>
テニスラケットのグリップの種類・おすすめ握り方とは?
テニスのグリップの種類:イースタン・グリップ
<適したショット>フォアハンド、バックハンド
<握り方>
イースタングリップ |
<長所>
ラケット面と手の平が平行になるのでボールを捉える感覚が分りやすい。テニスを始めた人には扱いやすいグリップ。
<短所>
回転がかけにくいため、トップスピンなど回転系のボールが打ちにくい。かつ、高い打点のボールは力が入りにくい。
テニスのグリップの種類:コンチネンタル・グリップ
<適したショット>バックハンド(ダブルハンド)、サーブ、ボレー
<握り方>
コンチネンタルグリップ |
<長所>
サーブ&ボレーヤーに向いており、ワングリップでフォアとバック(ダブルハンド)が打てる。そして、フォアハンドでスライスが打ちやすい。
<短所>
打点が体のほぼ真横になるので力が入りづらく、ストローカーには向いていない。かつ、シングルで打つバックハンドには、少しグリップが薄い。
テニスのグリップの種類:ウエスタン・グリップ
<適したショット>フォアハンド
<握り方>
ウエスタングリップ |
<長所>
トップスピンがかけやすい。かつ、高い打点でボールを叩きやすい。
<短所>
打点が体の前になるため、リーチが狭くなる。
テニスのグリップの種類:セミウエスタン・グリップ
<適したショット>バックハンド(シングルハンド)、フォアハンド
<握り方>
イースタングリップで握り、フォアハンドの場合はV字(親指と人差し指の付け根)が図の「2」の位置にセットする。バックハンド(シングルハンド)の場合はV字を図の「8」の位置にセットする。
<長所>
ウエスタン同様、スピンがかけやすく、比較的厚いあたりのストロークが打ちやすい。
テニスのグリップの厚さについて
グリップは太さによって感触がずいぶんと変わります。それぞれ人により好みが違うので、異なる太さのグリップでボールを打ち、自分にフィットするサイズを選ぶのが一番です。以下、一般的なグリップの太さに関する特徴をご説明します。- 厚めのグリップの特徴
短所:細かなテクニックショットは難しい。
ストロークプレーヤーは太めのグリップの人が多いです。
- 薄めのグリップの特徴
短所:面が不安定になりやすい。力みやすい。
ネットプレーヤーは細めのグリップを選ぶ傾向があります。
テニスのグリップテープの役割と目的
- 握りの太さを調整する役割
- 握ったときの感触を変える
- グリップの劣化を防ぐ
テニスグリップの種類と握り方まとめ
さて、グリップの長所と短所はわかっていただけたでしょうか?普段は何気なく握っているグリップにも、自分のプレースタイルやショットにより適している握り方があることを、改めて認識することができたのではないでしょうか。とはいえ、あえて自分のグリップの握りや太さを変える必要はないと思います。何かの機会に試してみて、しっくりくるグリップがあれば、そのときにグリップを変えてみてはいかがでしょうか。グリップを変えるのには勇気も努力も必要です。
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