テニス肘のいろいろ
肘に過度な負担が繰り返しかかることにより、肘の外側の軟骨を痛めたり、肘の内側の靱帯が引き伸ばされることで炎症を起こしたり、腱に微細な亀裂が生じることで痛みが発生します。
テニスによる肘の障害は、一様ではなく、以下のように、ショットによって炎症の部分も異なってきます。
バックハンドストロークが原因となるテニス肘
バックハンドが原因で炎症を起こす場所 |
この症状を「上腕骨外側上顆炎」を呼んでいます。
フォアハンドストロークが原因となるテニス肘
フォアハンドが原因で炎症を起こす場所 |
この症状を「上腕骨内側上顆炎」と呼んでいます。
サーブが原因となるテニス肘
サーブのインパクトもしくはフォロースルーの時に肘が一直線に伸びきって打つ人がなりやすい症状です。肘が一直線に伸びきってしまうことで、肘を起点に2つの骨がぶつかり合い、骨の一部が棘のように尖ってしまったり、関節の中に骨の一部が遊離していたりすることで痛み(肘の後ろ)を伴います。ひどい場合は疲労骨折を起こしてしまうケースがあります。