テニス/テニス関連情報

テニス界に忍び寄るドーピングの影(2ページ目)

AIG OPEN開催中にNo.1シードで出場していたプエルタ選手に突如ドーピング疑惑が浮上した。プエルタ選手のインタビューとともに、その真相ならびにドーピングに関する基礎知識を言及したい。

執筆者:伊藤 一幸

AIGオープンの試合の行方

第1シードのため、2回戦からの登場となった。2回戦は予選上がりのエリク・タイノを7-6(9)、6-4で下し、3回戦では世界ランキング101位のマルコス・ハフデイティスと接戦を演じたがフルセットの末2-6、7-6(11)、7-5で敗退。

プエルタ選手記者発表

記者からの質問に答えるプエルタ選手
記者からの質問に答えるプエルタ選手 画像提供:tennis365.net
記者からの質問の前にプエルタ自身から、昨日フランスの新聞にドーピング疑惑の記事が載ったことに対してのコメントがあった。

禁じられたものは一切口にしていない。ドーピング検査で陽性になるようなことはしていない。自分は2年前にドーピングで罰せられてから二度と同じ過ちは繰り返さないと硬く心に決めている。今日はどうしてもそれを伝えたかった。一連の報道については今後弁護士を通じて対応していくことになる。

Q:昨日の報道は今日のプレイに影響があったか?
相手のプレイというよりも、(今回の報道で)いろんな思いを抱えたまま試合を迎えたことが苦しかったが、観客の大きな声援にとても嬉しかった。

<ここでこれ以上ドーピングに関するコメントはしないとプエルタが発言>

Q:本件についてATPの人とコンタクトはとったのか?
今は話すことはできない。

Q:この報道を知ってどう思ったか?
思いもよらないことだったので、とても驚いた。

Q:新聞に載っていたが全仏期間中に何か薬など飲んでいないか?
全仏期間中に風邪は引いていない。準決勝の後、足に痛みを感じたがそのとき処方されたシップすら貼りはしなかった。

>>次のページはドーピング問題について>>
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます