遅咲き・・・・・
- テニスを始めるのが遅かった
同じオリンピック選手の杉山愛選手、小畑沙織選手が5歳、森上亜希子選手が7歳でテニスを始めたのに比べ、13歳で始めた浅越選手はかなり遅いスタートである。 - プロになったのも遅い。
1つ年上の杉山選手が1992年17歳でプロに転向したのに比べ、1997年20歳でプロに転向。 - プロに転向後、なかなか芽が出なかった。
1992年10月にプロ転向した杉山選手は翌年の1993年6月には全英(ウインブルドン)に初出場。(プロ転向後8ケ月後に4大大会出場)
一方、1997年2月に プロ転向した浅越選手は2000年6月に全英(ウインブルドン)に初出場。(プロ転向後3年4ケ月後に4大大会出場)
世界に出る前・・・・・
- 13歳の時、園田学園中でテニスを始め、 伊達公子さんと同じ、 園田学園高 - 園田学園女子大に進学。
伊達公子さんを指導した小浦コーチに師事する。 - 高校時代は高校3年の富山インターハイでシングルス優勝、ダブルス準優勝。
(その時の男子シングルス優勝は鈴木貴男選手) - 大学では1年生でインカレダブルス優勝。
- 99年2000年 全日本シングルス 2年連続優勝
これからの課題・・・・・
世界でもまれることに慣れ、接戦でもあきらめない精神力をつけてきた浅越選手がランキングをあげて行くための課題はトップ選手との戦いであろう。
下記の表でも判る様に、遅咲きの浅越選手は、トップ選手と試合をした経験が少ないのである。
世界のトップ選手は各々が強烈な武器を持っていて、自分の得意な試合展開に持ち込むのが上手である。
今回のUSオープンのダペンポートとの一戦でも、強烈なサービス、ストロークに自分のテニスが出来なかった。
自分の得意なボレー、バックハンドが生かせる組み立てに如何に持ち込むか、その為にはサービスとレシーブの強化は避けられない。
そして、やはり身近なライバルである杉山選手に勝つことである。
対戦成績 | ||
1.ジュスティーヌ・エナン・アーデン(ベルギー) | 2001 全仏1回戦 3-6 2-6 | |
2.アメリー・モーレスモ(フランス) | 1999 トヨタプリンセスカップ2回戦 2-6 5-7 | |
3.アナスタシア・ミスキナ(ロシア) | 2002 全仏1回戦 3-6 6-2 7-5 | |
4.リンゼイ・ダベンポート(アメリカ) | 2003 全英4回戦 4-6 1-6 2004 全米準々決勝 1-6 1-6 |
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5.キム・クライシュテルス(ベルギー) | ||
6.エレーナ・デメンティエワ(ロシア) | 2003 アカプルコオープン2回戦 5-7 6-3 6-3 | |
7.マリア・シャラポワ(ロシア) | 2003 バーミンガムオープン準決勝 6-2 2-6 7-6(3) 2004 マイアミオープン1回戦 2-6 6-3 0-6 |
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8.ジェニファー・カプリアティ(アメリカ) | 2001 サンディエゴ 2回戦 1-6 1-6 | |
9.スベトラーナ・クズネツォワ(ロシア) | ||
10.ベラ・ズボナレワ(ロシア) | ||
13.杉山愛 | 2000 トヨタプリンセスカップ2回戦. 6-3 7-5 2001 キャンベラオープン1回戦 4-6 2-6 2002 メンフィスオープン 2回戦 2-6 6-7(3 2002 トヨタプリンセスカップ1回戦 4-6 1-6 2004 サンディエゴ2回戦 2-6 2-6 |
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