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グランドスラムの由来や達成選手(2ページ目)

全豪をセリーナが制し、 グランドスラマーとなりました。今回はグランドスラム(4大大会)についてルーツや偉業を達成した選手などについてご紹介します。

執筆者:吉原 浩通

 

 


 

1923年から4大大会が決められ、すでに80年が過ぎていますが、一体その間に、何人の選手がグランドスラマーになれたのでしょうか?

 

 

 ■過去のグランドスラマー
 
□年間グランドスラム
 
男子
選手名
国名
達成年
ドン・バッジ
アメリカ
1938年
ロッド・レイバー
オーストリア
1962、69年
 
女子
選手名
国名
達成年
モーリン・コノリー
アメリカ
1953年
マーガレット・スミス・コート
オーストラリア
1970年
シュティフィ・グラフ
ドイツ
1988年
 
  女子で初めてグランドスラムを達成した モーリン・コノリー(愛称 リトル・モー)はのちにその偉業が映画化されるほどでした。
当時、硬式テニスをはじめたばかりの私は、映画館で実際にその映画を見て、感動したことを今でも覚えています。
 
□グランドスラム(連続優勝)
 
男子は無し
 
女子
 
選手名
国名
達成年
マルチナ・ナブラチロワ
アメリカ
1984年全仏、全英、全米
1985年全豪
シュティフィ・グラフ
ドイツ
1993年全仏、全英、全米
1994年全豪
セリーナ・ウィリアムズ
アメリカ
2002年全仏、全英、全米
2003年全豪
 
□生涯グランドスラム

男子
選手名
国名
活躍時期
フレッド・ペリー
イギリス
1933年全米~1936年全米
ロイ・エマーソン
オーストラリア
1961年全英~1967年全仏
アンドレ・アガシ
アメリカ
1992年全英~2003年全豪
  
写真左=全英男子優勝トロフィー
写真右=全英女子優勝プレート

女子
選手名
国名
活躍時期
ドリス・ハート アメリカ 1949年全豪~1955年全米
シャーリー・フライ アメリカ 1951年全仏~1957年全豪
ビリー・ジーン・キング
アメリカ
1966年全英~1975年全英
クリス・エバート
アメリカ
1974年全英~1986年全仏
 
合計で14名がグランドスラマーとなっている。
その中で最も偉大なグランドスラマーは誰か?
男子は年間グランドスラムを2度達成しているロッド・レイバー 女子は年間そして連続も達成しているシュティフィ・グラフであろうか

かつて4大大会は全仏以外は全て芝のコートであった。
それ故、芝に強い選手は4大大会の連続勝利ができやすい条件にあった。
しかし、現在は、クレーの全仏、ハードの全豪・全米、そして芝の全英と違うコートを制しなくてはならず、以前よりも困難であると言われている。

その点を考慮すれば、最も偉大なグランドスラマーは
男子は アンドレ・アガシ、
女子はセリーナ・ウィリアムズではなかろうか。
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