グローブも自分に合うモデルで
指の長さに応じて、3タイプが用意されたキャスコ「THE SAIZ」 |
とはいえ、ボールはともかく、グローブ選びにはクラブほどのこだわりを持つゴルファーは少ないかもしれません。ずいぶん長い期間、ゴルフグローブは天然皮革と合成皮革の違い以外に、目だったラインナップがなかったためです。
ちなみに、天然皮革は薄く柔らかいため伸縮性が高く、非常に手に馴染みます。吸湿性・放湿性に優れているので、ムレにくいのが特徴。天然ならではの感触や風合いを好むゴルファーも多く、プロ・上級者の愛用も多いです。
合成皮革は汚れやカビなどに強く、素材が部位によって均等であること、また天然皮革に比べると安価な事が特徴です。数年ほど前から、伸縮素材を部分的に用いて機能性を高めたモデルもあり、人気を集めています。
現在はさらに進んでいて、各グローブメーカーともよりゴルファーにフィットするべく、様々な機能を持たせた製品をラインナップしています。機能性が向上しているのはもちろんですが、それぞれのゴルファーに合うものが選択できるというのが、最新ゴルフグローブの特徴です。
こうした分野に、いち早く取り組んでいたのが四国のゴルフメーカー、キャスコ。新モデルの「THE SAIZ」(ザ サイズ)では、ゴルファーのそれぞれの指の長さにマッチしたグローブをラインナップしています。
キャスコによれば、ゴルファーの指の長さは、キャデット(短め)、レギュラー、ロングの3種類に分類されるのだとか。それぞれのゴルファーの構成はキャデット29%、レギュラー47%、ロング24%。指の長さがぴったりで、指の間接部と同じようにグローブにも皺が入るのが、ジャストフィットするグローブです。あまり知られていませんが、グローブのサイズは手のひらの周りの長さで、指の長さは考慮されていません。しっかりと指がフィットしたものを選ぶほうが、プレーに良い影響を与えるのは、もちろんです。