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クリーブランド氏が語る、クラブのこだわり(2ページ目)

30年にも及ぶクラブ製作のキャリアの中で、数々の名器を生み出し、現在も第一線のクラブデザイナーとして活躍するキャロウェイゴルフ、ロジャー・クリーブランド氏。来日中のゴルフ界の重要人物にインタビュー!

児山 和弘

執筆者:児山 和弘

ゴルフガイド

新作JAWSウェッジへのこだわり

日本でも大ヒットした「X TOUR」ウェッジ。スピン性能の高い”MDグルーブ”が話題に
C-Grindソールを採用された「X FORGED」ウェッジ
最新モデル「JAWS」ウェッジ
ガイド:30年にも及ぶ、ゴルフクラブ製作のなかで、あなたは多くの優れたクラブを生み出しました。クラブをデザインする上で、大切にしているこだわりはありますか?

RC:まず第一に、パフォーマンスに優れていること。これが何よりも優先。そして、構えたときに安心して打つことの出来るデザインということに特にこだわっています。

あなたも知っているように、ゴルフではミスショットの要因となる緊張やプレッシャーはつきもの。それをクラブで助けられるように、構えたときのヘッドシェイプのデザインには、特に注意していますね。

ガイド:あなたが初めてウェッジを生み出してから、そのデザインは大きく変化しています。特に最新のデザインであるキャロウェイ「JAWSウェッジ」は、ソールのトゥ部分、ヒール部分、トレーリングエッジが大きくカットされ、これまでのあなたのデザインとは、かなり変わった印象があります。今回のデザインの変化について教えてください。

RC:それは順を追って説明しなければなりませんね。キャロウェイゴルフに参画後、私は、まず「X TOURウェッジ」をデザインしました。これはリーディングエッジをストレートにデザインした鍛造ウェッジで、いわばこれがスタンダードなモデルです。

次に、「X FORGEDウェッジ」をデザインしました。このモデルは「X TOURウェッジ」に比べると、少しだけリーディングエッジに丸みをつけ、ボールを拾いやすくしてあります。ヘッドの大きさも少しだけ大きくし、よりやさしくなったと思います。

今回の「JAWSウェッジ」ですが、「X FORGEDウェッジ」に比べ、さらにリーディングエッジに丸みをつけました。もちろん、よりボールを拾いやすくするためです。ヘッドは「X TOURウェッジ」よりもさらに小ぶりに仕上げました。

あなたが指摘したようにトゥ側とヒール側は面取りして、ソール全体がなだらかにカーブし丸みがあり、接地面を小さくしています。これによって、ラフや傾斜などあらゆる局面で、色々なショットを打てるように工夫してあります。フェースを開いたり、閉じたり、グリーン周りで様々なテクニックが使いやすいようなデザインになっていると思いますよ。

>>次は、ウェッジの性能についてクリーブランド氏語る>>
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