適正ライ角がもたらす打感

左がマイクラブ、右が適正ライ角でのショット痕。ライ角が適正になると、痕はソール中心になり、ソールにかかる力は小さくなり(色が薄くなる)、軽やかな打感を生み出す
ガイドの測定結果ですが、多くのゴルファーとは逆にマイクラブから1度フラットという診断結果でした。マイクラブはとても平均的なライ角設定なので、身長178cmの私、おそらくアップライトなクラブを勧められるのではと予測していた自分としては意外な結果でした。しかし、ソールのややヒール寄りにいつも接地していることは常々感じていたので納得の結果でもあります。

実際に適正ライ角で試打を行った一番の感想は、何といっても打感の良さ。手ごたえは軟らかで、しかし、しっかりしたボールを打撃する感触があります。ソールは、薄く接地して軽やかに抜けていきました。実際にソールに貼ったマーカーシールの痕を見てもそのことは一目瞭然。私を含め、フィッティングを受けた全てのゴルファーが、マイクラブではソールのどこかに強く接地し、マーカーの色も濃いものでしたが、適正ライ角でのショット後は、ソールの真ん中にずっと薄く痕がついています。このソールがスッと抜ける感覚が、正しく、クラブの持つ機能を生かした打ち方になっている証拠。逆に言えば、ライ角の1~2度の違いが、ショットの質を大きく左右するともいえそうです。

ライ角が適正でないと、ソールが上手く使えていないということがいえます。その分、地面を強く打ったり、つっかかったりしてしまい、感触は悪くなり、また飛距離のロスにもつながります。フェアウェーバンカーやディボット跡、急な傾斜地などボールのライが良くないところからから打つと、極端に飛距離が落ちることはありませんか? ライ角が適正でないと、ソールがうまく使えず、突っかかる傾向が強くなるため、上手く打てなくなるというわけです。

しっかり芯に当てているつもりなのに、思いのほか距離が出ていない。または、あまり打感が良くないといった自覚症状のあるゴルファーは、ライ角を疑ってみるといいでしょう。

少しクラブをアップライトにして、つかまりを良くしたり、逆にフラットにして引っ掛けにくくするチューンナップがあります。上級者にも頻繁に利用されるポピュラーな調整方法ですが、これは厳密に言えば行わないほうが良いでしょう。理由は、やはりそうした調整を行うことで適正にソールを使うことが出来なくなってしまうからです。

適正でないライ角を使用する場合、スイングに悪影響を及ぼすことも考えられます。例えば、フラットで右に飛びやすいクラブを使用すると、無意識に左に引き込んでしまうようなスイングになってしまうなどといったようにです。

フィッティング後、適正ライ角カードがもらえる
ガイドは、その場では調整を行わず、スイングレッスンを受けながら少しづつ矯正しながら、最終的に自分の適性ライ角を決めることにしました。スイングの変化など、様々な要素によって、適正ライ角は変わっていきます。自分のスイングやゴルフの傾向などを考え、場合によっては調整後のライ角をさらに調整し、より適正なライ角にしていくことも有り得ると思います。

適正ライ角でのショットは、本当に心地良くおすすめ。それまでも距離はしっかり出て、変なショットはしていないつもりでしたが、その感触は格別でした。ベテランゴルファーでも、この感触、振りやすさを経験していない方も少なくないのではないかでしょうか。

アナライズの場合は、フィッティングが約50分で、料金が5,000円。機会があれば、ぜひ適正ライ角のフィッティングを試してみることをおすすめします。

【取材協力】
アナライズ神田スタジオ
104-0044 千代田区鍛冶町2-8-7光起ビルB2
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yoyaku@analyze2005.com



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