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クラブは感性工学の時代へ!新V-iQ(4ページ目)

4代目を数えるブリヂストンの人気クラブ「TOURSTAGE V-iQ」! 感性工学デザインという、これまでのゴルフクラブにないコンセプトで臨んだ意欲作を紹介します。

児山 和弘

執筆者:児山 和弘

ゴルフガイド

アイアンにも感性工学デザイン

飛距離性能が高く、クラブ自体の出来も優れた「V-iQ」アイアン
アイアンは、NEW「V-iQ」の代名詞ともいえるターゲットアイがないのですが、やはり感性に訴えかける工夫が施されています。

一番、ガイドが興味をひいたのは、番手毎にバーティカルライン(※フェース面スコアライン横の縦のライン)微妙に傾けている点。人間の眼には、垂直に入ったラインよりも少し傾いたラインのほうが、まっすぐに見えより構えやすくなります。このコンセプトは湯原信光プロのアイディアによるもので、湯原プロのプライベートモデル「NB-32」にも採用されています。

さらに、スコアラインの下2本に白い色が入り、ボールを拾いやすく、ボールの赤道をとらえやすくするイメージを醸成します。

ちなみにPW、P/S、SWには、彫刻角溝を採用。ルール変更ギリギリのタイミングで、スピン性能の高い状態で発売されています。

番手毎にバーチカルラインを傾けることで、アドレスでの構えやすさを生み出している。ちなみに、トゥ側とヒール側でも微妙に傾度を変えている
ガイドも、NEW「V-iQ」の試打を敢行。クラブ全体のバランスが良く、とても振りやすい印象を持ちました。またすべてのクラブが飛距離性能が高く、特にアイアンは7番アイアンで、平均172ヤードとかなり飛んでいました。上手くいけば、一番手以上の飛距離アップも出来るかもしれません。

肝心のターゲットアイですが、構えてみるとそれほど目立ちません。自分では、脳波のリラックス効果を実感することは出来ませんでしたが、確かに重心を感じやすく思いました。もちろん、クラブのバランスの良さがあればこその話です。

ゴルフクラブの性能テストには、主にスイングマシーンが使われています。しかし、当然ながらマシーンには、緊張はありません。朝一のティーショットの緊張感を感じることはありません。マシーンでの性能が、必ずしもゴルファーにあてはまるとは言い切れない部分もあるのではないでしょうか?

ガイドは、NEW「V-iQ」この「感性工学デザイン」をとても画期的だと思います。ルール規制時代の今日において、ゴルフクラブの新しい方向性を示したといえるでしょう。ゴルファーの評価が待たれるところです。



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