アマチュアゴルファーの場合、どうすれば?
シリーズで2億個を優に超えるロングセラーボール、ブリヂストン「ニューイング」。多くのアマチュアゴルファーに愛用される飛距離性能の高いボールだが、スピン性能は低い |
R&AとUSGAの共同研究プロジェクトでは、一般的な技術をもったアマチュアゴルファーをサンプルにしたテストも行っています。そこでは、アマチュアでもプロと同様、フェース溝でスピン量の差が出るという結果に。つまり、技量に関わらずフェース溝の影響は受けるということになります。
しかし、注意すべきは、それはスピンのかけやすいウレタンカバーによるボールでのテストの場合ということ。アマチュアゴルファーが、実際にラウンドで多く使用するであろう、スピンのかかりにくいサーリンカバーのボールでテストしたところ、クラブによるスピン量の差はほとんど見られないという結果が出ています。
多くのアマチュアは、飛距離重視型のスピンがかかりにくいボールを使っていることが多いものですが、ことスピン量という観点から考えれば、グリーンに近づくショットでは、コントロールが難しくなる可能性があります。
スピンなんて、自分には関係ないというゴルファーは、まず使用しているボールを疑ってみてください。スピンタイプと呼ばれているスピン量の多いボールを使用すれば、クラブによってスピン量に大きな差が出る可能性があります。
クラブで球質の違いが出てくれば、きっとクラブ選びにもより熱がこもるはずです。
<関連リンク>
2010年施行!クラブフェース溝規制とは(All Aboutゴルフ)
ゴルフ規則(日本ゴルフ協会)
2008年ゴルフルール改正をチェック!(All Aboutゴルフ)
ついに施行!SLEルールを最終確認1(All Aboutゴルフ)
ついに施行!SLEルールを最終確認2(All Aboutゴルフ)
ゴルフ規則裁定集(日本ゴルフ協会)
ゴルフ規則 付属規則II クラブのデザイン