ストローク軌道を計測
フェースローテーションの測定結果。オープントゥクローズの動きが一般的だが、ゴルファーのなかには、ストローク中、終始クローズ、あるいはオープンの人も多いという |
もっとも前回「オデッセイパットラボで体験!パター選び2」の計測でわかった結果、まっすぐ引いてまっすぐ出そうとしていたガイドのストロークは、強いアウトサイドインでした。まっすぐ引こうとして、逆にターゲットラインの外側に外れていたようです。そのままでは引っ掛けてしまうので、ややヒール寄りでインパクトして、プッシュアウト気味にまっすぐ打ち出していました。自分の感覚と実際の動きを一致させるのは、本当に難しいと感じます。しかし、こうした計測によるフィッティングだからこそ、こうした気付きを与えてくれます。
実際のガイドのRotationの計測結果は、バックスイングで、2.5度フェースオープン。インパクトでは0.5度クローズ。フォロースイングでは、3.9度クローズという結果でした。再現性をしめすConsisitencyは91%。つまり、まっすぐ引いてまっすぐ打ち出し、クラブフェースは常にまっすぐを保つという自分の実際の感覚とは異なり、バックスイングでは少しフェースが開き、インパクト後はフェースは閉じるというインサイドイン的なフェースローテーションになっていました。
計測値では、トータルローテーションというストローク中、どれだけフェースが動いているかを示す項目もあります。ガイドの数値は6.5度。まっすぐ引いて、まっすぐ打っているつもりで6度以上のフェースの開閉があり、その開いて閉じる動きの中に、インパクトがあるという事になります。
今回の計測で、パターのストローク軌道とフェースの開閉に関しては、自分の認識と大きく異なる結果がわかりました。前出のインサイドインがいいのか? ストレートトゥストレートがいいのか?という議論ですが、まず自分のパッティングストロークの傾向を客観的に知ることが必要でしょう。