フェース向きを確認しよう
「SAMパットラボ」計測画面の例。インパクト時のフェース面の角度を表示 |
Aiming(エイミング)は、アドレス時、つまり構えたときのフェース向きを測定します。多くのゴルファーが、当然、目標方向にまっすぐ向けていると思われるのではないでしょうか? 実際には、ガイドの測定値は、2.5度クローズという結果に。つまりまっすぐ構えているつもりで、少しフェースは左を向いて構えているということです。
ほとんどのゴルファーが、フェースを開くか閉じるかどちらかの癖を持っているといいます。結果として自分が思った方向に打ち出していれば、そうした癖は必ずしも間違いではないというフィッターさんの説明がありましたが、できれば出来るだけフェースはスクエアに使いたいものです。
「SAMパットラボ」では、どの項目でもConsistency(均一性)という数値が計測されます。実際に7球ほど打ってみて、それがいつも同じように行われているかという再現性を示す数値。
AimingにおけるガイドのConsistencyは94%。つまり、常に2度程度、フェースを閉じて構えているということです。自分ではまっすぐ構えているつもりなので、自分の感覚のまっすぐと本来のまっすぐが、微妙にずれているということに……。こうした差異は、自分で感得するのはほぼ不可能。こうした計測値を出す重要性が、自ずとわかってきます。
Impact(インパクト)は、文字通り、インパクトでのフェースの向きを測定します。ガイドの測定値は、0.5度クローズ。Consistencyは、92%という結果でした。ここから考えられるのは、構えたときはやや閉じ気味のフェースが、インパクトの時点ではまっすぐに近くなってボールをヒットしているということ。ガイド自身としては、まっすぐ構えて、ヘッドをまっすぐ引き、まっすぐに打ち出しているつもりなのですが、実際のパターの動きは微妙に異なっているということです。計測数値が、自分でもわからないパッティングの癖を教えてくれるというわけです。