ドライバーは2機種から選択
ヘッドに、シャフトを挿入する。結合部分は特殊なアタッチメントが装備されている |
専用の工具を使って… |
接合部分を固定する |
ヘッドにシャフトの装着が完成したところ。すばやく組み立てが可能 |
最新モデルである「Rapture(ラプチャー) V2」は、比重の大きなタングステンを使用しスイートエリアを大きくしたモデル。直進性が高く、ミスの許容範囲が広いのが特徴です。
「G10」はプロの使用率が高いだけあり、クラシックなヘッド形状と心地よい打感と打音が特徴。直進性の高い「Rapture(ラプチャー) V2」と比較すると、球筋の打ち分けも行いやすく、よりコントローラブルなクラブといえそうです。どちらのクラブもすっきりとオーソドックスな形状で、扱いやすい印象です。
気になるのは、この2モデルが性能には明確な違いがあるものの、対象となるゴルファーの層が近いことです。どちらのモデルも標準シャフトを装着した場合、45.75インチで300g強の重量があり、使いこなすにはある程度パワーが必要になると思われます。日本人向けには、多くの国内メーカーと同様に、さらにもう一モデル軽量タイプのドライバーがあってもよいのではないかと感じます。
もし非力なゴルファーが使用するのであれば、ロフト12度や13.5度といった大きめのロフト角のヘッドに、やわらかめのフレックスにシャフト長を短くするか、カスタムフィッティングでより軽量のシャフトを装着するとよい結果が出そうです。
まずは、この2モデルを打ち比べます。最初は、それぞれの標準シャフトを装着したものを試打して大まかな傾向をつかみ、さらに同じシャフトでヘッドのみを付け替えて打ち比べました。モデルの違いが際立つように、ロフト角も同じ10.5度のものを使用。
「G10」の打った感触や構えやすさにはとても好感触でしたが、「nFLIGHT」で比較した結果は「Rapture(ラプチャー) V2」のほうが方向性がよく、総じてストレートに近いボールになりました。「G10」も捨てがたい魅力がありますが、フィッターさんと相談のうえ、ここは結果重視で「Rapture(ラプチャー) V2」を選択することになりました。