ゴルフ/ゴルフクラブ・用品の選び方

ゴルファーのためのウェッジ選び1

ゴルフでのスコアメイクの決め手はアプローチ。その成否を司るウェッジの性能について3回に分けて、マニアックに紹介。1回目はヘッドの形状、素材、シャフトに至るまで、ウェッジについて深く考えます。

児山 和弘

執筆者:児山 和弘

ゴルフガイド

最新のゴルフウェッジ事情

ルール変更となるフェース面の溝。2011年1月に施行が延期された。
当サイトでは「ウェッジはソールが命! ウェッジ基礎知識」という人気記事があります。すでに7年が経過し、ウェッジを取り巻く環境も大きく変化しました。今回は改めて最新版のウェッジ性能について、ウェッジの選び方について、さらに深くよりマニアックに3回に分けて紹介します。

ウェッジの性能を語る上で、まず忘れてはいけないのは、やはりフェース面の溝。幅が広く、本数が多く、角がとがっているほうが、バックスピンがかかりやすいといわれています。また、溝を彫刻によって入れた溝のほうが、より鋭利になり、スピンがかかりやすくなります。

2002年ごろから、こうした溝を鋭利に入れたモデルが多く登場し、ウェッジショットでのスピン量が増え、グリーン上でバックスピンによってブレーキがかかったり、後ろに戻ったりすることが多くなりました。バックスピンがかかれば、落下地点からのランも少なくなるため、距離感がコントロールしやすくなります。またグリーンエッジからの距離が少ない場合などピンチのときにも対応しやすくなります。

2010年施行!クラブフェース溝規制とは」で紹介したように、新しいルールによってフェース面の溝には規制が厳しくなり、いわゆる「角溝」などが採用できなくなりました。新ルール適合品は、目で見てもはっきりと溝が甘く細くなっていので、特にラフからのスピン性能は劣ってしまうことが十分に予測されます。

2010年までに製造されたクラブであれば、2024年までの使用が許されているので(※禁止している競技を除く)、スピン性能の高い現行モデルを今のうちに購入するのも手です。

>>ウェッジの形状について>>
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