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ヘッドスピード測定器GST-2を使ってみた(3ページ目)

前回に引き続き画期的なヘッドスピード測定器、「ユピテル スイングマルチテスター GST-2」を紹介。ガイドが実際に使用してレポートします。「サイエンスアイ ポータブル」との比較もあり。

児山 和弘

執筆者:児山 和弘

ゴルフガイド

サイエンスアイ ポータブルとの比較

昨年2007年発売され、大人気となったヘッドスピード計測器、ブリヂストン「サイエンスアイ ポータブル」も優れたアイテムです(「手軽に計測! サイエンスアイ ポータブル」「使ってみました! サイエンスアイ ポータブル」をご覧ください)。

「サイエンスアイ ポータブル」と「GST-2」とで、計測結果に差が出るか比較してみました。幸いセットする場所が異なるため、同じショットを2つの計測器で測ることが出来ます。クラブヘッドには「サイエンスアイ ポータブル」の計測用マグネットを装着します。

結果は以下のようになりました。

GST-2 サイエンスアイP
NO. ヘッドスピード ミート率 推定飛距離 ヘッドスピード 推定飛距離
1. 45.8m/s 1.50 251y 44.8m/s 249y
2. 45.8m/s 1.52 255y 45.0m/s 250y
3. 46.4m/s 1.48 251y 44.9m/s 249y
4. 46.3m/s 1.45 245y 44.6m/s 247y
5. 48.7m/s 1.38 246y 44.5m/s 247y
6. 46.3m/s 1.47 249y 44.1m/s 245y
※クラブはドライバーを使用。

原因はわかりませんが、ドライバーの場合では1~3m/S程度、「GTS-2」のほうが、ヘッドスピードが速く表示される傾向があるようです。一方、推定飛距離はほぼ同じ数値という結果となりました。推定飛距離に差がないということは、ヘッドスピードの測定基準が異なるのかもしれません。参考までに8番アイアンでテストしたところ、ヘッドスピード、平均飛距離ともほぼ近い数値が出ました。

もし、ミスショットすると「GTS-2」はボール初速を加味した推定飛距離なので、ヘッドスピードのわりにかなり飛距離は落ちます。一方、「サイエンスアイ ポータブル」はヘッドスピードから推定飛距離を算出しているので、ミスショットは加味されません。

マグネットの必要ない点や、ミート率やボール初速が出る点など「GST-2」の方がバリューが高い感じがしますが、「サイエンスアイ ポータブル」は12,800円と「GST-2」の半分以下の価格なので、推定飛距離の精度に大差ないことを考えると、どちらにもメリットがあるように思います。

>>パッティングも測定可能 >>
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