途方もない飛ばし屋の話
最長不倒を目指して、思い切り飛ばそう! |
20歳くらいのときでした。当時、私は学生でゴルフ場でキャディのアルバイトをしていました。その日キャディについたお客様は、身長は私と変わらない位でしたが、胸板がものすごく厚く盛り上がり、腕などは私の倍近くありました。何でも元体操選手だったとか。
その方は、スタートのロングホールではミスショットしたものの、次の380ヤードのミドルホールをなんとワンオンに成功! その後も超ロングドライブを連発し、キャディの私は前の組が完全にオールアウトするまで、とても打ってもらえない状況でした。
そのときのドライバーショットの弾道は忘れられません。圧倒的に高く、ボールは放たれたかと思うと、見たことのない遠い地点に向かって落下しました。
その後も何度か、こうした超ド級の飛ばし屋ゴルファーに何人か出会いました。それは、これまで培ってきたゴルフの常識を覆されるような衝撃的な事件でした。ドライバーで380ヤード飛んだら、どんなゴルフが出来るでしょうか? ちょっと想像もつきません。
4年連続で、ドラコン世界選手権で優勝した世界屈指の飛ばし屋、ジェイソン・ズーバック(2006年のドラコン世界選手権でも7年ぶりに優勝)は常時400ヤードを飛ばし、ヘッドスピードは70m/sを超えるといわれています。250ヤード飛べば文句なく飛ばし屋のアマチュアゴルファーの世界とは、まるで次元が違うと言わざると得ません。
今回は、そんな別次元のダイナマイト級、飛ばし屋ゴルファーの話です。我々一般的なゴルファーにはまねは出来なくても何か飛ばしのヒントが手に入るかもしれません。