スチールシャフトとカーボンシャフト、何が違う?
スチールシャフトの代名詞的存在「Dynamic Gold」 |
さて、各メーカーから発売されるアイアンセットには、ほとんどの場合、スチールシャフトとカーボンシャフトの2種類のタイプがラインナップされています。金属(特殊鋼)製のスチールシャフトと炭素繊維を用いたカーボンシャフトとの違いは知っていても、どちらを選べばいいのか判然としないゴルファーも多いのではないでしょうか?
今回は、アイアンクラブにおける2種類のシャフト、スチールとカーボンの特性と選び方について解説します。
スチールシャフトの登場
ゴルフの発祥以来、ゴルフクラブのシャフトはヒッコリーに代表される木製のシャフトでした。スチールシャフトが登場するのは、1900年代の初めから。1980年に米トゥルーテンパー社から「ダイナミックゴールド(Dynamic Gold)」というシャフトが発売され、正確性やコントロール性能、製品の精度の高さなどが評価され世を席巻。「ダイナミックゴールド」は、発売後27年経った今日もプロ・上級者中心に使用され続ける驚異的なベストセラーモデルとなっています。
現在もスチールシャフトといえば、「重い」「手ごたえがある」「正確性・安定性が高い」といった「ダイナミックゴールド」の性能をイメージされるゴルファーが多いと思います。