ゴルフ/ゴルフ初心者向け情報

初心者ゴルファーのためのボール選び1(3ページ目)

技術革新によって大きく性能の向上したわりに、違いのわかりにくいゴルフボール。自分にあったゴルフボールを選ぶためのポイントを解説していきます。

児山 和弘

執筆者:児山 和弘

ゴルフガイド

ヘッドスピードを測って、ボールを選ぶ

これまで1億個以上販売された超ベストセラーボール「Newing」。あらゆるヘッドスピードのゴルファーに対応できる
以前は、ボールの硬さを表す「コンプレッション」という単位が広く用いられていました。ボールはコンプレッション(ボールの硬さ)によってロゴが色分けされており、対象ゴルファーが比較的わかりやすい形になっていました。

プロや飛ばし屋が使用するのは、コンプレッション100の「黒」。アベレージゴルファーは、コンプレッション90の「赤」。さらに軟らかいコンプレッション80の「青」といった具合です。

しかし、現在は3ピース・4ピースといった多層構造のボールやウレタンカバーに代表されるような新しい素材を用いたボールなど、性能が多様化したこともあり、コンプレッションだけでは硬さを括りきれない状況となっています。既に多くのボールメーカーではコンプレッション自体の記載をやめています。

現在、各ボールの対象となるゴルファーは、それぞれのヘッドスピードにあわせて設定されているケースがほとんど。これらはボールのパッケージにも書かれていますし、メーカーのホームページでも見ることができます。各ボールは、それぞれのゴルファーのパワーを想定して設計されているので、自分のヘッドスピードにあったボールを選べばポテンシャルを十分に発揮できるようになります。

自分のヘッドスピードを測ったことがなくてわからないゴルファーは、自分のドライバー飛距離を「5.5」で割って見ましょう。例えば、ドライバー飛距離が240ヤードであれば、「5.5」で割った数値は43.6。ヘッドスピードは、43m/h前後と考えてよいでしょう。大雑把な方法ですが、なかなか有効なのです。

ドライバーなんて、どこにいくかわからないから飛距離もよくわからないというゴルファーは、奥の手です。ボールの中には、ブリヂストンスポーツの「Newing」やダンロップの「ミラクルエブリオ」など幅広いゴルファーに対応しているボールがあるので、そうしたタイプのボールを選んでください。

>>次は、アプローチでのスピン性能について>>
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