プロゴルファーでも大叩き
ゴルフ場のいたるところにスコアを崩すワナが… |
知らないと恥!? 第2弾 ゴルフの罰則では、同じくパー3で金子柱憲選手の12打というスコアを紹介しましたが、そのときは池の水面にクラブヘッドが触れる罰則を受けての記録でした。今回の立山選手は、17オン2パットというペナルティなしのいわゆる“素”で叩いたものです。
男子ツアーでは、1987年に1ホール「42」という記録がありますが、これはハーフの合計スコアを誤って、9番ホールのスコアに記載してしまったもの。今回の19打が実質的にはツアー記録といえます。
立山選手は、4番アイアンで打った1打目がグリーン右のブッシュ。SWでの2打目が飛びすぎグリーン左奥のブッシュの中へ。ボールがほとんど見えないような深さ50センチの茂みの中では、十分にボールをコンタクトすることが出来ず、脱出になんと14打を要しました。アンプレアブルしようにも救済を受けられる2クラブレングス内が全てブッシュだったため、闇雲にボールを打ち続ける他はなかったようです。
プロのマークする“大波”
ちなみに立山選手は、19を打ったハーフを「52」で折り返したあと、残りのハーフでなんと「32」の高スコアをマークしました。アマチュアでも“大波小波”といって、前半と後半で大きくスコアが異なる場合がありますが、プロの場合は波の大きさが驚くほど大きいようです。大波といえば、タイガー・ウッズがメジャー初優勝した1997年のマスターズは、前半のスコアが「40」。アーメンコーナーと呼ばれる難所を含む後半はなんと「30」でまわり、その後の快進撃へとつないだことが思い出されます。大叩きのショックをもろともせずに、さながらタイガー・ウッズのようにバーディーを重ねた立山選手のそのプレ。スコア以上に賞賛されても良いのではないでしょうか。