3/3 初心者のためのゴルフマナー [ゴルフ] All About

バンカーをならす

バンカーをならすのはゴルファーの常識！

バンカーショットの後、削れた砂の部分や足跡などはその場でならします。ゴルフルールを引用しましょう。

バンカーから出る前に、プレーヤーはa自分が作ったバンカー内の穴や足跡は勿論、b近くにある他のプレーヤーの作った穴や足跡もすべて入念に埋め、平らにならしておくべきである。
（『ゴルフルール』　第一章エチケット　※太字　児山）

バンカーショットの後に、砂をならすのは良く知られています。しかし、「他のプレーヤーの作った穴や足跡」に至るまで、「すべて入念に」ならすことが、ルールに記載されていることをご存知の方は少ないのではないでしょうか？自分の後始末は当たり前で、他のプレーヤーが気持ちよくプレーできるよう気を配ることがゴルフプレーには求められているのです。

バンカーのならし方

バンカーレーキ。裏表使うのがコツ

バンカーは専用のバンカーレーキを使って直します。これもご存知の方が少ないのですが、レーキの節のついている側で大まかにならし、反対側の滑らかな部分でさらに綺麗にならすのが正しい手順です。

バンカーショットの際は、近くにバンカーレーキを持ってきておきましょう。バンカー内に入れてもルール上は問題ないですが、ボールに当たるとペナルティが課せられるので、バンカーの外の自分の後方などに置くのが無難です。

使用した後は、バンカーレーキを邪魔にならない場所にグリーンに向かってタテに置きます。これは、後続のプレーヤーの打球がなるべく当たらないようにするための配慮。ゴルファーはそこまで周囲に気を配りながらプレーするものなのです。

ゴルフマナーの真意とは

紹介したゴルフマナーは、ゴルフをする上で本当に基本的な決まりです。その基本的な理念は、同伴プレーヤーやそのコースでプレーするゴルファーなど周囲の人々へ、常に配慮するということです。自分に厳しく、他人を思いやる心がゴルフというスポーツには根付いています。

紹介したマナーのどれも大切なことですが、決して難しいことではありません。マナーを守ってよりスマートなゴルフを楽しみましょう！