まずは今年も好調なセールスでセールスナンバーワンと言われている「アイアン」の新しいバージョン「ゼクシオツアーアイアン」です。
ウッドではドライバー、フェアウェイ共に「ツアーモデル」をリリースしていたのでアイアンバージョンは今までなかったのが不思議なくらいです。では現在市販されているゼクシオと何が違うのか?
1、シャープなイメージになったヘッド
ヘッドがやや小ぶりになりました。数値では1.5ミリ小さくなりましたがアドレスすると実際にはもっと小さくなった印象を受けます。グースも抑えめになって今主流のストレートネック形状に近くなりました。ネックの処理の感じでは「ストレートネック」という感じはあまりしませんが・・・
数値では5アイアンのフェースプログレッションでゼクシオが1ミリ、ツアーアイアンで2.5ミリですから、かなり歯が出たような感じになります。
フェースの肉厚も全体的に0.5ミリ厚くしたという事で打球感もしっかりとしたという事ですが、残念ながら私は試打していないのでコメントはできません。(実物を見ただけです・・・残念)
2、シャフトの設定は軽量スチールのみ
ゼクシオアイアンのスチールシャフト設定はNSプロ950GH HP もしくはオリジナルスチールだったのですが、今回ツアーアイアンで採用されたのはトゥルーテンパー社のダイナライトゴールドというシャフトです。
このダイナライトゴールドというのはスチールシャフトの定番の一つ「ダイナミックゴールド」の軽量バージョンです。手元調子でステップの入った輝きはツアーでもお馴染みですね!
R-300とS-300の硬度が設定されています。
ゼクシオスチール(R)の5IRONで総重量が397グラム、ツアーモデルの5IRONは416グラムですから総重量も若干重くなっています。
3、ロフト・ライ角は大きな変更なし
ツアーモデルと聞くとさぞロフトは寝ているんだろうと思うのですがPWで46度、5IRONで27度の設定ですからゼクシオとは1度しか変わっていません。ライ角は同じ設定になっています。
シャフト長がゼクシオの3IRONで39インチ、ツアーモデルでは38.75ですから少し短いようです。
こんな風に書くとあまり変わっていない様な感じがするのですが、超簡単に言えば「ヘッドが小さいゼクシオ」という事です。ヘッドのバックフェースに「TOUR IRON」と刻印されていますのではっきり分かるといえばこの部分です。ゼクシオの完成度が高いといえばそれまでなんですがツアーモデルでもゼクシオはゼクシオというのが私の感想です。
ちなみにこのツアーモデルは数量限定という事で2003年の1月下旬に発売予定です。152,000円という値がカタログにはでています。
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